原題:Wreck-It Ralph 2012年 101分 ディズニーアニメ映画
リッチ・ムーア監督 ザ・シンプソンズを作ってた人
ゲームが題材で、ゲームセンターが舞台。タイトルのシュガーラッシュはゲームのタイトル。
ゲーム版のトイストーリーかな。ゲームセンターの営業が終わるとみんな自由に動き出す。
ゲームのこと知らなくても全然わかる。設定なだけ。世界観のルールは説明あってすぐわかる。
この映画を一言で言うと【泣ける】マジでいい話。感想書いてく。当たり前にネタバレ。
壊し屋ラルフ
wreckは破壊するという意味。itがつくと命令形になりwreck it で壊せになる。原題のWreck-It Ralphは【壊せ!ラルフ】【壊し屋ラルフ】の意味。
ラルフはアーケードゲーム【フィックス・イット・フィリックス】のキャラ。敵キャラ。
身長274センチ体重292キロ
屋上から物投げてマンションを壊す悪役。ドンキーコング的な人。
壊した建物を直して物を避けながら上に上がっていくゲーム。
このゲームをクリアするとラルフは屋上から投げられる。クリア報酬に金のメダルがもらえる。
ラルフには不満ある。毎回屋上から投げられる。マンションには住んでいない。外の庭で寝てる。リスペクトされてない。
そんな悩みを悪役お悩み相談会で打ち明けている。
悪役セラピーでは色々なゲームの悪役が集まり相談している。
「俺は悪役それでいい」「ヒーローになれないのは悪いことじゃない」「今のままの自分でいい」
ヒーローズ・デューティ
少し重要な設定を書いておく。自分のゲーム以外で死ぬと復活できない。ソニックが言ってた。
あとセラピーで言ってた「ターボする」これも重要なこと。
セラピーの後にゲームに戻ると他のキャラたちがパーティーしている。ラルフ呼ばれてない。
乗り込むが歓迎されない。喧嘩になってメダルをもって帰ってくるとたんか切る。
ビックジーンと言うゲームのキャラ。こいつを忘れないで。髭のおじさん。こいつが挑発してきた。
バー(Bar)のゲームがある。そこでメダル探していると酔っぱらったゲームキャラに遭遇。そいつのスーツを借りてゲームに潜入。
ラルフが最初に入り込むゲーム。FPS(一人称視点シューティングゲームだって)。
サイ・バグを倒す(撃って)ゲーム。カルホーン軍曹。主要キャラ。女性。男勝り。
シューティングゲームだからプレイヤーの邪魔をしてはいけない。ラルフ知らないから暴走。
ゲームオーバーになる。サイ・バグは虫みたいなメカ。最後は塔から光をだして集める。
ラルフは壊し屋だけあって壁を壊して勝手に最上階へ行きクリアする。メダルゲット。
ただラルフ雑だからサイ・バグの卵を踏む。結果てんやわんやで戦闘機に乗って暴走。サイ・バグと一緒にどんどんがらがらで違うゲームに吹っ飛ぶ。
シュガー・ラッシュ
到着したのはシュガーラッシュと言うレースゲーム。
たぶんマリオカート。お菓子のコースをお菓子の車で走る。
さっさと出て行こうとするがメダルが木のてっぺんに。その時ヴァネロペと出会う。
ヴァネロペもメダルがほしい。だから取り合いになってヴァネロペがゲット。
メダルがあるとレースに参加できる。選抜レースが行われて上位9名が次の日のレースに出れる設定。
メダルを投げてレースに参加。でも捕まりそうになる。ヴァネロペは嫌われているみたい。
あとを追うラルフのおかげでヴァネロペは逃げれる。
ヴァネロペを追うラルフはマシンを壊される現場を目撃。このシーンは胸くそ。
ここがきっかけで二人は協力関係になる。ラルフはメダルがほしいからヴァネロペがレースで勝てるように協力する。ヴァネロペがレースに勝ってメダルをあげる。
フィックス・イット・フィリックスJr.
【フィックス・イット・フィリックス】の主人公。
フィックスが修正するって意味。直せ!フィリックスって意味かな。
こいつのパーティーの時のと対応は少しムカつく。
ラルフがいなくなったことで自分のゲームがなくなりそうになる。ラルフを連れ戻すために探しに出る。
ラルフを追いヒーローズデューティに行く。流れでカルホーン軍曹と一緒に行動を共にする。
カルホーン軍曹はサイ・バグを追う。昔、結婚式で婚約者をサイ・バグに殺されたトラウマある設定。
ラルフ(とサイ・バグ)を追って二人もシュガーラッシュへ。
そこでフィリックスがターボするを教える。
それは昔「ターボ・タイム」というゲームがあった。そのキャラのターボは目立ちたがり。
「ロードブラスターズ」というゲームに人気を取られると嫉妬してそのゲームを乗っ取ろうとする。
結果どちらのゲームも故障中になる撤去されてしまう。だからターボするは他ゲームに行きゲームを終わらせることの意味。
そんな話をしていると沼にはまる。この危機を脱すると二人はいい感じに。マジでどうでもいい。
シャトルを直せるか?と聞かれてハンマー出すフィリックスなんか良い。
ヴァネロペ
壊れたカートを作り直すことに。カート制作工場に行く。
これもゲーム。いるものといらないものを仕分けたり。オーブンの温度を調整したり。デコレーションする。
できたカートはぐちゃぐちゃ。だけど大喜びするヴァネロペ。破壊が専門のラルフがカート作って喜ばれる。泣けるポイントです。
この工場はビアードパパが守衛をしている。【ビアードパパの作りたて工房】というシュークリーム屋の実在するキャラクター。こいつがチクる。まあ守衛だからね。
カートにふたりでサイン書く。見つかる。逃げる。山に隠れルート。ヴァネロペの隠れ家。
洞窟でコーラのマグマがある。天井のメントスを落とすと爆発する。未完成のボーナスステージらしい。
ヴァネロペはゲームの不具合。だからシュガーラッシュから出ることができない。
話を聞いたラルフは洞窟にコースを作る。ラルフ色々作っている。そして特訓。
キャンディ大王
キャンディ大王はシュガーラッシュの王様。こいつがゲームのルールを決めたりしている。
こいつは執拗にヴァネロペを追う。見つけ出してカートを壊そうとする。レースに出場させないために。
見つからないと城(こいつがいるとこ)の奥へ。コントローラーのコマンドを打つとさらに奥へ。
プログラムにアクセスできる。これプロフェッサーXだな。似ている。メダルを作る。
フィリックスは城を訪ねる。そして捕まる。
ヴァネロペいざレースへ。忘れ物を取りにもどる。その隙にキャンディ大王がラルフに接触。
プログラムから貰ったメダルを渡し語りだす。要するに
ヴァネロペがレースに勝つ→ゲームに出る→ゲーム中不具合が出る→故障だと思われる→筐体が回収される→ヴァネロペは不具合だから出れない→おしまい
ってこと。ヴァネロペを思いカートを破壊するラルフ。胸が痛いシーン。
メダルをもって自分のゲームに戻ると誰もいない。ビルにはジーン(髭)がいて鍵をくれる。
メダルを持ってくると最上階に住まわせるという賭けをしてた。
こいつがマジでむかつく。なんか皮肉言って出て行くけどお前の挑発から始まっている。こいつは何もできないくせに被害者みたいな面しやがる。ゆるさん。
ペントハウスからレースへ
ペントハウス(最上階)から外を見る。故障中の張り紙。その先にシュガーラッシュの筐体。
そこにはデカデカとヴァネロペが書かれていた。
不具合なら書かれているのはおかしい。シュガーラッシュに戻り飴玉(サワービル)に聞く。
昔はレーサーだった。でもいつからか不具合にあり記憶がないらしい。
フィリックスとヴァネロペが城の牢屋にいると知る。
普通にぶち壊してフィリックスを助ける。そしてヴァネロペカートを直してもらう。
ここでフィリックスが悪役になった気がすると言い、ラルフがいつも感じてると言うシーン。なみだ。
ヴァネロペも助ける。謝る。そしてレースに出る。
ヴァネロペはゴールすればいい。ゴールすると設定がリセットされヴァネロペもバグではなくなる。
と飴玉が言っていた。
さすが天性のレーサー。ヴァネロペごぼう抜き。
マリオカートで言うところの甲羅がアイスだったり、さくらんぼに火をつけて爆弾にしたりかわいい。
レース中、増殖したサイ・バグが発生。客たちが逃げていく。客はキャンディーとかお菓子の人。
レース終盤、ヴァネロペとキャンディ大王の一騎打ち。洞窟に入ったところでキャンディ大王がショートカット使いヴァネロペに突撃。棒で殴ってカートを壊そうとしてくる。
ヴァネロペが止めようと棒を触ると不具合がキャンディ大王に移り正体があらわに。
キャンディ大王の正体はターボだった。こいつがプログラムを書き換えて自分のゲームにしていた。
追いつめられたヴァネロペは不具合を使って脱出。そのままゴールへ。キャンディ大王はサイ・バグに食われる。
あとはゴールするだけ。でもゴールがサイ・バグのせいでなくなってしまう。
私のヒーロー
ゴールできなくてサイ・バグが大量発生。逃げようとするがヴァネロペは不具合で出れない。
ラルフ逃げてっと言われるがいい手を思いつくラルフ。山の頂上へ。
山にコーラにメントスをぶち込んで噴火。それにサイ・バグは集まり助ける。という作戦。
頂上で暴れているとターボが邪魔してくる。サイ・バグと合体している。自己顕示欲が強いとサイ・バグに食われても人格あるのね。
全然壊させてもらえない。あげく空中へ。これでゲームオーバーだ。ラルフは拘束を解いて空から突撃する。その時に言うセリフが
「俺は悪役それでいい」「ヒーローになれないのは悪いことじゃない」「今のままの自分でいい」
セラピーの時のセリフ。あの時とは意味が違うのが感動。
メントス破壊して落下。終わりかに見えた。ヴァネロペちゃんがカートで救出。不具合をコントロールして見事脱出。
チョコレートの沼に落ち助かる。ヴァネロペを出会ったときに落ちてた。その時はキレてたけど今回は大喜び。
サイ・バグはマグマの噴射に引き寄せられて終了。ダーボも終了。
フィリックスがコースとゴールを直してヴァネロペがゴール。光に包まれてお姫様の恰好に。
そうなんです。ヴァネロペがシュガーラッシュのプリンセスだった。ディズニーって感じ。
シュガーラッシュも元通り。みんなの記憶も戻る。ただ瞬間移動の不具合はそのまま。
ヴァネロペがラルフにここに残っていいって提案する。ラルフが言う
「俺はもう幸せだ」「世界一の友達がいる」「俺にも仕事がある。重大な任務だ」かっこいい。
明るくなってセラピーに参加。前向きになっている。というか周りが優しくなっている。
仕事がなかったキャラをボーナスステージで使う。それで人気が出た。レトロってやつ。
フィリックスとカルホーン軍曹は結婚。涙ぐむラルフにジーンとくる。
ラルフの一番の楽しみは屋上から落とされること。落とせれる時に持ち上げられると視線があがりシュガーラッシュが見える。ヴァネロペが見える。
「ヒーローのメダルなんてなくてもいい」「あの子と好きでいてくれるなら」「悪役も悪くない」
涙。
【感想】
さすがの作品。子供が楽しめる。大人も楽しめる。クレしんのオトナ帝国レベル。
悪役がヒーローを目指すお話で、予想通りありのままで良い的なオチ。
でもその理由が悪役としてやられる瞬間にあの子が見えるって理由。
初めて観た時は鳥肌立つくらい感動した。
始めて観た時の思い出で言うと、ターボ黒幕だったのは衝撃だった。油断してた。全然気づかなくて「マジか!」って思ったの覚えている。
今観ればターボするなんて動詞がある時点で疑うべきだった。
ヴァネロペが王女だったのは「やっぱりディズニーやな!」とか思った。
そして久々に見返すとさらに泣けると話題になる(ぼくが)。
ヴァネロペのカートを作る時、壊す時。なんか心にチクっときて泣ける。
悪役セラピーの合言葉を言いながらメントスに突っ込むのは発見だった。同じ文言だったとは。
フィリックスジュニアは嫌いだったけど好きになった。かわいい。それに直す能力はやはり使える。
僕が思うにターボは映画の中でも上位に入る悪役だと思う。目立ちたいだけでゲームを乗っ取って王女をバグ扱いにする。最低だね。あとジーン。こいつ嫌い。
とにかくマジでおすすめの映画。全員観たほうがいい。機会があればじゃない。1年に1回は観れば。
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