原題:Forgetting Sarah Marshall 2008年公開 111分
なんちゅうタイトルだよ。このタイトルで売れるわけない。
だったら直訳で【サラ・マーシャルを忘れる】でいいと思ったけど、それもわけわからんか。
内容は面白い。40男のバージンロードを観たことで見直したくなる。
情報を記録する。
情報
監督:ニコラス・ストーラー ネイバーズ(1も2も)の監督してた。
主演:ジェイソン・シーゲル 40男のバージンロードのシドニー
ジェイソン・シーゲルが脚本を書いている。
ジャド・アパトー
製作にジャド・アパトー。この人は【40歳の童貞男】【無ケーカクの命中男/ノックアップ】の監督をしている。
アパトー作品は【大人になれない男の成長】がテーマの作品が多くて、この作品のテーマもそれ。
ぼくは情けない男が成長する映画が好きだったのか。今知った。
40男のバージンロードもこれに近いと思う。
あらすじ
女優の恋人にフラれた作曲家。ハワイに傷心旅行に行く。
ハワイで元恋人に遭遇。新しい恋人と来ている。嫉妬したり。
作曲家は新しい出会いある。フロント係と仲良くなったりする。コメディ。
主要キャラ
主役のピーター・ブレッターは作曲家。彼女は女優。フラれて始まる。
ピーターの彼女はサラ・マーシャル。有名女優。刑事役でドラマが人気。ピーターと別れる。
ピーターと別れてサラが付き合うのがアルダス・スノー。ミュージシャン。
傷心旅行のハワイでピーターと良い感じになる女性でホテルの受付がレイチェル。
キャスト
- ピーター役にジェイソン・シーゲル
- サラ役にクリスティン・ベル
- レイチェル役にミラ・クニス
- アルダス役にラッセル・ブランド
- ピーターの義理の兄弟でビル・ヘイダー
- ホテルのウエイターでジョナ・ヒル
- ハワイのサーファーでポール・ラッド
面白冒頭
ピーターの日常から始まる。シリアルをめっちゃ食べている。
テレビではサラ・マーシャル(彼女)の特集。その後にはアルダス・スノーのもやっている。
シャワーを浴びているとサラが帰ってくる。気まずい雰囲気で。別れを切り出したい。
ピーターは全裸になって服を着ない。服を着たら別れが始まるからと。
抱き合えば俺の良さを思い出すとハグするけどフラれる。
ショックで色々な女性とセックスする。でもサラを思い出して泣いてる。
仕事に支障出る。サラのドラマの音楽やっている。暴走。
にっちもさっちもいかなくなり旅行に出た。はじまりはじまり。
バカンス
ハワイのホテルに着くとサラと遭遇。サラは新しい恋人のアルダスと来ている。
サラ「何しに来たの?」ピーター「君を殺しに」
ピーターは未練たらたら。サラたちの後をつける。部屋で号泣。
ホテルには予約なしで行く。そこでサラとのやり取りを見ていた受付レイチェルがスイートルームに案内してくれる。これがレイチェルとの出会い。
ひとりでご飯食べてひとりで飲んで。他はサーフィンして。レイチェルとは仲良くなっていく。
チャック(クーヌー)
サーフィンをするのにインストラクターに教えてもらう。
チャック、ハワイアンネームがクーヌー。ポールラッドが演じている。
この共演は40男のバージンロードですね。その感想
ちなみにクーヌーはチャックの意味。ピーターにハワイアンネームを付けてくれる。ピピオピー。
くだらないことばっか言ってる。ピーターにタコス食べに行こうと言っている。
40男のバージンロードで二人はタコスを食べている。偶然だろうか。
ブライアン・ブレッター
ピーターの義理の兄弟で親友のキャラ。腹違いの兄弟。ドラキュラことを知っている。
失恋後には飲みに付き合い、ハワイに行けと忠告してくれる。
バカンス中にはリモートで話してくれる。レイチェルと仲良くなれと忠告もしてくれる。
昔の映画だけどリモートネタが多数ある。背景変えたり、下ネタあったり。さすが。
あまり出番ないけどインパクトはあった。
ドラキュラ
ピーターには夢がある。それはロックオペラを作ること。
題材はドラキュラ。テーマは永遠の愛。パペットで作りたい。
ドラキュラは愛されたくて女性に近づくけど窒息されて殺してしまう。それが自分に似ていると。
【ピーター役のジェイソン・シーゲルがリアルで企画してた。10代の頃から製作してた。】
レイチェルにその夢を話した。バーで1曲歌うように計らってくれた。
リープ・オブ・フェイス
レイチェルと仲良くなりライエ岬へハイキングをする。
崖まで行く。そこでドラキュラミュージカルの話。
ピーターは失恋のショックがあるからまだ無理だと言う。
失恋の痛みより崖から飛び降りるほうがマシだと言う。
レイチェルがだったら飛んでと頼む。まずレイチェルが飛び。ピーターも飛ぶ。そしてキスする。
これはリープ・オブ・フェイスと言う信仰の飛躍。確証がなくても信じて飛べってこと。
ここからピーターは思い切って行動するようになる。この映画の一番の見所。
恋の行方
サラは女優でピーターは作曲家。つまり表舞台のサラと裏方のピーターということ。
アルダスは表舞台の人間だからその意味でもショックはデカいのだろう。
バカンス中にも色々と変化ががあった。ラブコメディだからね。
でも冷静に考えるとバカンスに来たら元カレのピーターがいるの、サラ的にだるいよな。
サラ
サラはハワイで過ごしているとピーターの良さに気が付いていく。
アルダスとは違いピーターは優しかった。と言うかアルダスはバカなのだ。
サラのドラマが打ち切りになる。ピーターにそのことを話す。本音で話せる。
アルダスにプレゼントしても身に着けてくれない。でもピーターは喜んで身に着け自慢までしてくれた。そんなことを思い出している。
結果、レイチェルには嫉妬する(ピーターと仲がいいから)。アルダスとは破局。
ピーターと復縁を望む。セックスしそうになるがピーターが拒否。
レイチェル
レイチェルはハワイのホテルで受付として働いていく。
きっかけは元カレ。サーファーをしていてハワイにやってきた。大学生だったが大学はやめている。
ピーターと過ごすようになり、崖から飛び降りたあたりから良い感じに。
その後嫉妬したサラからけん制される。
そのおかげか二人はより良い感じになり寝る。一緒にいたいとなる。
レイチェルがピーターとの復縁を望み、セックスしそうになる。
ピーターは正直にレイチェルにサラと寝そうになったことを言う。で拒絶される。
面白ラスト
ハワイ旅行から時が経つ。普通に落ち込む。自己嫌悪。
その後ドラキュラのパペットの製作を始める。
そしてレイチェルに初演の招待状を送る。
このドラキュラのパペット。意外と面白そう。コメディだった。
ブライアンと嫁も参加している。ブライアンの没入は笑う。
レイチェルは見に来てくれた。少し気まずいが久々に話す。話はそこで終わる。
レイチェルは帰ろうとするけど途中で引き返す。ピーターも電話をかけようとしてる。
レイチェルが楽屋に行くと全裸のピーター。抱き合ってキス。
最後にはドラキュラと恋人のパペットが映る。おわりおわり。
アルダス・スノー
サラの新しい恋人のロックスター。最終的には破局する
このキャラクターはロックスターたちのパロディ。ミックジャガーとかボノらしい。
地に足が付いていないセレブの風刺であり、ロックスターへの皮肉でもある。
バカだしあたま空っぽなキャラ。でも印象に残る。
ジョナ・ヒル
ジョナ・ヒル演じるウエイター。この人が熱烈なファン。ファンボーイってやつ。
アルダス・スノーにはいい接客をするが他の客には塩対応。
アルダスを神扱いしている。自作のCDを渡す。意外と自己主張が強い。
インパクトあるキャラでウザイ。かなりアドリブで演じていたらしい。
伝説のロックスター再生計画!
今作のスピンオフで作られた作品。
これがアルダス・スノーの話。ジョナ・ヒルも出てくるが、ウエイターとは別キャラ。でも同じ。
でもそれは別のはなし。そんなのもあるよーって情報。
感想
この映画好きなんですよ。
笑える。全裸に始まり全裸に終わる。これが三枚目感があっていい。
でも途中で崖から飛び降りて吹っ切れるのに深さを感じる。
これがリープオブフェイスだと言うのは、前に町山智浩さんがなんかの動画で言ってたのを覚えてた。
なんの動画かは覚えてない。でもそれでこの映画好きになった。
最終的には自分の夢を叶える。ハッピーエンドで良い。
ギャグがくだらない。ピーターもくだらないことばっか言っている。それが最高だった。
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