汝、星のごとく【映画】【感想】

かなり楽しみにしていた。

凪良ゆうの小説映画化。流浪の月も好きですね。

まず小説は読んである。そのうえで楽しみ。まず主演の2人が良い。ナイスキャスティング!

予告を見ても楽しみ。キレイな風景だった。

ただの恋愛映画じゃないと思っている。もっと心に残る素敵な映画になっていると予測。

僕の偏った感想を見てほしい。

目次

基本情報

公開:2026年

上映時間:135分

監督:藤井道人 『この人の映画はちょくちょく観た。横浜流星好きすぎ、あと綾野剛』

脚本:安達奈緒子 『きのう何食べた?の人。朝ドラで言うとおかえりモネ。来年の大河を担当』

原作:凪良ゆう 『いまかなり注目している小説家。原作読了した。』

主演:横浜流星 広瀬すず 『既視感ある。しかも凪良ゆう原作で』

主題歌:RADWIMPS 『かなりアリ。でも曲調による』

あらすじ

瀬戸内海の島で暮らす17歳の高校生の2人は仲良くなる。

2人の共通点は親に問題あり。惹かれあう2人は付き合う。

高校卒業後、男は東京、女は地元に残った。

15年間にわたる2人の切ない恋愛物語。

井上暁海

瀬戸内海の島で育った女子高校生。

家庭に問題があって父親が不倫して不倫相手と暮らしている。母親はいつか父親が帰ってくると信じて狂っている。もと心を病んでいる。

父親の不倫相手は刺繍で金を稼いでいて、それに憧れた暁海は刺繍をやっている。

青埜櫂

瀬戸内海の島に引っ越してきた男子高校生。ちなみに京都からで関西弁を話してた。

母親がスナックのママしている。好きな人を追いかけて島に来た。恋多き毒親。

漫画原作者でプロを目指している。高校生だけど飲酒している。

17歳

2人は孤独を抱えていた。出会いは暁海が不倫相手の家に突撃する時。酒臭い櫂に気がついたことで話すようになり、突撃に付いてきてくれた櫂。

その後、櫂の母親が暴れている現場に居合わせたことで2人の距離は縮まる。そして付き合う。

高校卒業後、櫂は漫画が連載されることが決まり東京へ。暁海も東京の大学へ行く予定だったが、とち狂った母親のせいで地元に残ることになる。遠距離恋愛になる。

ネタバレあらすじ

1回観ただけだから、もしかしたら起こった出来事の年齢が違うかも。感覚で書いてますから。

【ネタバレ注意】ここより先は結末に関するネタバレがあります。

24歳

遠距離恋愛を続けていた。櫂は売れて羽振りがいい。暁海は地道に働いている。

この辺から価値観が食い違うようになり、結果別れてしまう。

2人に事件が起こる。金が必要になった暁海は別れた櫂に金を貸してくれるように頼む

櫂も大変な状況になっていたが金を貸す。

30歳

落ちぶれた櫂。バイトをして暮らしている。てかたぶんバイト。

漫画は相棒が書かなくなったことでやめている。しかもアル中。

暁海は刺繍で金を稼げるようになる。そして結婚をする。

櫂は病気になる。悲しい別れもある。

32歳

櫂は末期。もう残された時間は少ない。それを知った暁海は最後のひと時を櫂と過ごすことを決める。

東京で暮らして、最後には島に戻る。花火を見たくて。

櫂は本を書いていた。タイトルは【汝、星のごとく】。本を読み号泣する暁海は思い出をフラッシュバックさせる。

邪魔な親たち

孤独の原因にあったのは2人の親たちだ。こいつらのおかげで2人は恋人になった。でも基本は邪魔だった。特に将来を考えた時。

暁海の母親

暁海の母親は精神を病んでいる。冒頭に暁海に父親を連れ戻しに行かせる。結局ダメで家に帰ると父親の好物のご飯を用意して待っていた。

その後にも不倫相手の見た目に寄せて髪を切り服装を真似る。あげく家に乗り込み火をつける。なんかホラーだった。

母親が暴走するせいで暁海は東京に行けなくなった。その後は櫂と結婚しろってうるさい。そして暴走、事故って損害賠償。邪魔ばっかり。

最終的には自分から暁海から離れた。施設みたいなところに入った。その時に言ってたのが、暁海のことが怖かった的なこと。まじか。

櫂の母親

こいつはヤバイ。酒飲んで暴れる。男に依存している。好きになってフラれて暴れる。

櫂が5歳の時には育児放棄みたいなことにもなっていた。

櫂が漫画家になってからは金を援助してもらってた。それはまあいいか。

ただ僕が許せないのは、櫂が末期になった時に会いに行かない。それを暁海の押し付ける。結果2人の時間ができたけど、こいつはダメだわ。

暁海の父親

暁海母が乗り込んだ時にちょい出てきた。意図的になのかあまり出てこない。それが腹立つ。

乗り込んだ時も特にしゃべらず使えない。地味にヤバイやつ。

不倫相手

暁海父の不倫相手。芯があって自立した女性って感じ。

暁海のお荷物を作り出した原因だけど、将来の道筋を示すキャラでもあった。

刺繍を始めたのも彼女に影響。正直、とち狂った母や使えない父よりも援助してくれた感ある。

母と対峙した時のお互い腹は切っているってセリフは決まってた。

泣けた

個人的に泣けたのは2人の結末とかじゃなかった。2人を支えるキャラたちに泣けた。紹介したい。

北原先生

暁海と櫂が通った学校の先生。2人が浜辺でイチャイチャしているのを見て呼び出す。避妊具を渡す。

実はこれには意味がある。北原先生には血の繋がらない娘がいるんだけど、それは前の教え子の子供。苦悩してたのを見てきたから渡した。

血が繋がらないことはサラっという。でも自分の宝物であることは変わらないってサラっと言う。ここが泣けた。

そして暁海と結婚する。でも好きだからとかじゃない。互助会だって。なんか暁海は一人で頑張ってきたから、理由や形はどうあれ味方ができてうれしかった。

長谷川博己のキャスティングが最高。

【北原先生に関しては小説:汝、星のごとく、星を編むを読むと解像度上がり感動できる】

久住尚人

櫂の相方。原作の櫂、作画の尚人。

とても優しくて、暁海が東京に来て馴染めない時に話しかけてくれる。自分の恋人の話をしてくれた。ゲイでまだ未成年の少年と付き合っている。でも18歳を超えるまでは手を出さない。真面目に付き合っていた。

でも週刊誌に交際を暴露された。それが漫画は打ち切り絶版になる。そして尚人は病んで引きこもりになった。

時が経ち、櫂が尚人を訪ねる。めっちゃ太っている。酒を飲みながら思い出話を話し、暁海が刺繍で有名になったことを櫂が報告すると喜ぶ尚人。流れで付き合っていた少年を調べると花の仕事で有名になってた。

それを知って泣く尚人。ここも泣けた。

櫂がまた漫画書こうと誘う。前向きに考える尚人。寝て目が覚めると風呂場で自殺していた。悲しい結末。

演じた松村北斗。素晴らしいキャスティング。この役を松村北斗がやったことに意味がある。彼は良い俳優になる。

通帳

櫂に借金した暁海は毎月お金を返している。櫂がスマホで振り込まれたのを確認するシーンが尚人と会っている時にチラっとある。

映画では説明がなかったけど、櫂はこの振り込まれている口座を見るのが暁海との繋がりを感じられる瞬間だから大切にしている。

これを生きがいにしていると言っても過言ではない。小説を読んだ時、こんなことで…って思いながらも繊細で泣けた。

暁海と櫂

2人は同じ苦しみを共有した。そして一世一代の恋に落ちるのだけど、仕事に関しては正反対。

櫂は若くして成功を収めるが暁海はコツコツ続けて後半で成功を収めた。これが歪みを起こしている。

櫂は浮気しているし金遣いが荒くなり、かなり調子に乗っている。でも男気はあって、なんか昔気質の感じ。それが悪く見えるんだ。せっかく一緒にいるのにずっとアニメ観てる。仕事だとしても。

暁海は学生のころから続ける刺繍で少しずつ収入を得るようになって、櫂に借金した辺りから腹くくる。成功したことが素直に嬉しかった。

暁海には幸せになってほしい

暁海って黄色の服を毎回着ている。広瀬すずだし似合っている。

僕は完全に暁海に肩入れして観ていた。櫂ざけんなと思いながら。

暁海は就職しているけど待遇が良くない。それに対して不満を言っているし抗議してた。頑張れ。

学生の頃からやっていた好きなことで生活できるようになったことがすごいと思う。なんかコツコツやればいつか身になるって感じ。もちろん腹くくって本気でやっているからこそだけど。

最後には頼る事しかできなかった過去の好きな人を養う。暁海さんすげーっす。

櫂が許せないこと

まず未成年飲酒。現実がつらいから飲んでいたんだけど、すっかりアル中。成功した時に禁酒してたらもっと長生きできたんじゃね?30歳の時、酒を持ち歩いて外でも飲んでいるのやだ。

調子乗っている時に、暁海ってこんなにつまらなかったけ?って発言。これはマジで赦してない、僕が。これのせいで最後まであんまり感情移入できなかった。衝撃のセリフ。

ホテルで会った時にずっとアニメ観てた。これも冷静に考えるとカス。だったら呼ぶなよ。それで暁海が帰ろうとしたら止める。そのままベットに倒れて爆睡。激務で疲れているのは分かるが寝るな。どんな理由があろうとも真面目な話している時に、いきなり寝たら僕でも冷める。

主題歌

主題歌。RADWIMPSの夕星-ゆうづつ-。

とても良い曲になった。初めはどうかな?って思ったけど、何回も聴くと名曲。

夕星は夕方に空に見える金星。

言いたいことが少し。まずは-ゆうづつ-ってフリガナいるか?ラッドの曲は読み方わからん曲多いのに今回はある。なぜ。

映画のエンドロールで流れるんだけど、なぜか字幕ある。歌詞を見ろってことか。

だから見た。途中の歌詞で【すきだ】ってとこがある。なぜにひらがな?なんか君の名は。を思い出した。なんで?

まとめ

汝、星のごとくは櫂の遺作小説のタイトル。星とは暁海のことだろう。そして夕星。

いきなり櫂のナレーションで始まるのはこの物語が櫂の語る物語でもあるってことなのか。

僕は小説を読んでから観た。とても楽しめた。カットされている部分はあったけど、15年を2時間だからしょうがない。

もしもこの映画が気に入ったなら小説を読むことをおすすめする。というか星を編むは読んだ方が良い。

感想書いて思ったのは暁海ばっかり見ていた。あとは北原先生と尚人。櫂にもっと注目して観るべきだったかも。

2人は一生ものの運命の恋をしたわけだけど、あまりキレイじゃないのが切なくなった。でも、最後には。良い映画だったと思う。愛の、結ばれ方はそれぞれある。思えば登場人物たちの色々な愛を見れた気がする。

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