トイ・ストーリーの新作を観る前に復習でシリーズ全部観た。
その時に思ったのはバズ・ライトイヤーはトイ・ストーリーシリーズか?僕の結論は違う。
でも世界観は一緒。だってトイ・ストーリーのオモチャの映画だから。関係はあるよね。
思っていた映画とは違った。でも面白かった。良いSF映画だった。
基本情報
原題:Lightyear 2022年公開 上映時間106分
監督:アンガス・マクレーン
脚本:ピート・ドクター
バズ・ライトイヤーとは
バズ・ライトイヤーは1995年にアンディが貰ったオモチャのキャラ。アンディってのはトイ・ストーリーの登場人物。アンディのおもちゃがウッディとかバズとか。それが動くのがトイ・ストーリー。
ピクサーの初めてのアニメ、トイ・ストーリーの主要キャラがバスなのね。
バズ・ライトイヤーが登場する映画がこの映画。っていう設定。
バズはスターコマンドのスペースレンジャー。この設定はよく分かってない。
あらすじ

未知の宇宙、地球から420万光年。
バズライトイヤーは未知の惑星を調査していた。バズのミスで惑星から出れなくなってしまった。
燃料が必要で、責任感から燃料開発の実験を繰り返す。実験をするたびに周囲は年を取っていく。SFのやつ。
燃料が完成するとロボ軍団に狙われる。
かなりSF映画

あんまり子供向けじゃないかもしれない。それほどSF感が強い。
未知の惑星を調査するのは移住ができるか確認するため。ふつうは宇宙の敵と戦うみたいなストーリーのほうが分かりやすいと思う。
そして燃料を作るためにバズが高速実験をする。作ったクリスタル燃料を使って実際に飛んで速度を上げる。耐えれたらクリスタル燃料になる。
どうやら高速のめちゃ速いスピードで移動すると相対性理論的なやつで時間の進み方が変わる。バズは数分の飛行なのに惑星では何年も経っていた。
めっちゃSF

この映画はバズだけ時が止まっている。何度も飛行実験を繰り返して一人若いまま。
対比で年を取るのが親友キャラのアリーシャ・ホーソーン。指揮官になっていてバズを助けてくれる。
バズが何度も実験するとどんどん老けていく。というかライフイベントが起こる。結婚して子供が生まれ孫ができる。
バズは自分のせいで故郷に帰れなくなったことに責任を感じている。だからクリスタル燃料のために頑張っている。
タイム・ディレーション

光の速さが速すぎて時間が遅くなる。アインシュタインが言うてました。
今回はそれ。失われた時間をバズがどうやって受け止めるのか。
一番に思いつく映画はインターステラー。主人公が調査していると子供たちが年取ってた。
あとは猿の惑星とか。これはオチだけど。
ウラシマ効果とも言うらしい。
ネコ型ロボット

猫のロボットのソックスが良いキャラ。かなり重要キャラでもある。
バズのカウンセリングAIとして登場する。
バズとの掛け合いは楽しい。それに使える。正直いろいろなキャラが出てくるけど1番印象に残った。
声優がピーター・ソーン。マイエレメントの監督。吹き替えがかまいたち山内。悪くない。
ネタバレ注意

あらすじ【ネタバレ】
燃料が完成する頃にはロボット軍団が攻めてきた。バズは昔の相棒の子孫イジーとその仲間と出会う。
彼は協力しようとするがバズは拒否。でもなんだかんだで一緒に行動する。
ロボット軍団のボス、ザーグを倒すべく行動するが捕まる。
ザーグの正体は未来から来たバズで過去をやり直そうとしていた。
バズが完成させた燃料が必要でバズに協力を求めるが拒否。仲間たちを生きていく道を選択する。
ザーグの正体
ザーグの正体が未来のバズ。違う世界線の未来だ。
これは微妙。てかお父さんって設定だったよね?どうやら元ネタのスターウォーズにビビったみたい。
ロボットが古くなってバズというのがザーグと言っているように聞こえる。無理あるだろ。
過去を塗り替えようとしている。その結果イジーたちはいなくなる。でもイジーなんて知らないザーグにはどうでもいい。考えてみればそうだね。説得の仕方が下手だった。
ソックスは優秀
ソックスは優秀でクリスタル燃料の配合を発見した。バズが「作り方調べて」って言ったら60年かけて完成させた。正確には62年7ヶ月と5日。
バズが暴走したら麻酔を打つシステム。これが発動するのがザークにたいして。ザーグもバズだから。興奮したザーグに打った時に「なるほどー」って思った。
ソックスが最重要キャラ。ソックスのおかげ助かったと言える。
仲間たち

イジーはホーソーンの孫。なんと宇宙恐怖症。
モーは男。ディズニーのサイトで見たら【いつも失敗ばかりで戦闘力ゼロ】って書いてあった。
ダービーはおばさん。仮釈放中で材料が3つあると爆弾ができる。
これが新しい仲間たちだ。あとソックスがいる。
このメンバーと苦楽を共にしてチームになる。冒頭では新人が同行することを嫌がったバズ。最後にはとても良いチームになる。
自分の失敗を語るシーンは良い。
バズの成長
バズは仲間を信じない。一人の方が効率良いと思っている。完璧主義な男だった。
バズに仲間ができてチームとして動いた。信頼する仲間ができたことが成長だ。いや、仲間を信頼できるようになったのが成長。
罪悪感から一人で抱え込んでしまう。でも自分にできないことをする仲間たちを見てひとりで全部やろうとしなくなる。
そしてザーグが過去を塗り替えようとしていることを知り、仲間が消えてしまうことを恐れてザーグと対立する。
ラストの意味
バスはザーグの船を爆破。星に戻る中ザーグを倒す。
戻ると星の司令官に認められる。スペースレンジャーを復活させてメンバーを選んでいいと言われた。
バズは迷わずにイジー、モー、ダービー、ソックスを選ぶ。
ラストはザーグが生きている。
任務よりも仲間の人生を選ぶ。過去を変えるとみんないなくなるから。これは自分のミスを認めることができた意味。
不評な点

キャラクターについて
やはりザーグの正体は微妙。父親にしてほしかった。まあこれに関してはトイストーリー2で父親だと言ってなかったら受け入れることができたかも。そんなことはないから微妙。
それで言うとバズもトイ・ストーリーのイメージが強くて少し印象が違う。トイ・ストーリーはピクサーの看板だからキャラクターを覆すのが難しい。
これが若い時のバズかぁって思ったけどカッコよすぎる。面白みがあまりない。
仲間たちの印象が薄い。イジーはまだ良い。親友の孫だから関係性があった。でもそれだけ。宇宙が怖いのもあんまり生きてない。すぐに克服した。
他の仲間も印象がない。ソックスがいれば何とかなった説。
テーマや世界観
コロニーでの生活は何十年も経っている。でもあまりわからない。もっと描写しても良かった。バズ視点だとただ寝るための場所だった。それで最後に「ここが故郷に感じる」と言われても。
ウラシマ効果の影響をもっと出しても良かった。ただソーホーンが年を取っただけ。よく観れば色々変化あったけど。
テーマが「一人よりも仲間と一緒」って感じなんだが、もっと深くしたほしい。ピクサーならもっと深い多層的なテーマで作れた。仲間が大切ってよくある成長物語。
アンディが夢中になった映画?
冒頭でこの映画を観てアンディはバズが欲しくなった。的なことが書いてある。
それは微妙。だって90年代ですよ?もっとスターウォーズみたいな映画でしょ。
アンディが渋すぎる。たぶんインターステラーとか好き。いまならプロジェクトヘイルメアリー観てロッキーのオモチャ買う。
そうなんです。バズはアンディのオモチャなんです。もっとオモチャになりそうな物語にしてほしかった。エイリアンと戦うとか、宇宙船で撃ち合うとか。
この映画はけっこうシリアスですよ。
個人的な感想

テーマは失敗から学べ
バズは故郷に帰れなくなったことを悔いている。悪夢を見るほどに。
完璧主義ゆえに失敗を許せない。だから故郷に帰れなくなったことを失敗としか見ていない。
でもみんなは暮らしがあった。その幸せは見ていない、自分の失敗を消すことしか考えていない。
仲間の失敗にたいしてもっと頑張れと言う男。
未来のバズは失敗を元から消してしまおうと考えている。でも失敗を消すことはできない。そこから学ばないと成長できない。現在のバズは失敗を受け入れて前に進もうとする。
ラストは完璧主義が失敗を受け入れられるようになった。あんなにテスト飛行で失敗したのに学ばなかったんかい。
住めば都
バズは責任から燃料を完成させて早く脱出しようと考えていた。でもみんなそこでの生活が普通になっている。
動くツルがいて住めない星かと思ったけど、案外対処できる。バリアを作ったり策で覆って外敵から守っていた。
この星で歴史でできている。もう孫の世代が生まれていた。
印象に残っているのはバズの最初のウラシマ効果の時。親友のホーソーンが婚約していて相手は科学者。その時に「墜落がなかったら彼女に会えなかった」って言ってた。
いまの環境で生きて行かないといけない。良いことだってあるから。臨んだ場所ではないけど、住めば故郷になった。
無限の彼方へ
人差し指を付けるのはE,Tか?
正直、今回感想を書くのがきつかった。特に言うことない。
別につまらなくはないけど、本当にふつう。何度も観たいタイプの映画ではなかった。
もっと分かりやすくて良かった。はっきり言ってバズでスターウォーズをやればよかったのに。
でもそれは僕が未熟なだけでもっと面白く深いテーマがあったかもしれない。でもいまはこれしか思いつかない。
無限の彼方へ、か・・




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