インサイド・マン

映画

原題:Inside Man 2006年アメリカ映画 128分

この映画は好きで定期的に見直すレベル。

そんなに脳を使わなくても観れる映画。でも面白い。

それで思い出したから観る。感想記録ネタバレ。

キャスト

監督はスパイク・リー 。アフリカ系。ニューヨーク・ニックスが好きな人。

主演はデンゼル・ワシントン。刑事役。

クライヴ・オーウェンが強盗のリーダー。

ジョディ・フォスター、クリストファー・プラマー、ウィレム・デフォー、キウェテル・イジョフォー

とか出ている。詳しくはこの先書いていくから。

銀行強盗

あらすじは(簡単言うと)銀行強盗。

白昼堂々の犯行。しかも都会の銀行。

こんなの逃げれないでしょ。そこにやり手の弁護士が来てあれこれ。

弁護士(女性)は大富豪の依頼で来た。それも絡んでくる。

強盗の目的は?どうやって終わるのか?生きるべきがしぬべきか。

それが問題なのだ

強盗のリーダーはダルトン・ラッセル。クライヴ・オーウェンが演じた。

彼の独白から始まる。

色々教えてくれる。自分が【誰】で【どこ】にいるか。【いつ】や【なぜ】も教える。

【なぜ】はかっこいい。銀行強盗が可能だから。

そして【どのように】。これはシェークスピアのハムレットのセリフを引用する。

『そこが問題だ』かっこいい。ここ好きなシーン。

謎の曲。始まりに流れる。

ハムレット

吹き替えで観ていた。シェークスピアのハムレットのセリフで『そこが問題だ』だって。

ずっと『to be or not to be, that is the question(生きるべきか死ぬべきかそれが問題だ)』

のことかと思ってた。違った。字幕見たら『lies the rub』って言ってた。

ハムレットに『There’s the rub』というセリフあり。rubが困難、障害。

それが難しいみたいな意味で、なんの台詞かは不明。

いきなり強盗

車(大型バン)が人を拾っていく。

塗装業者の恰好。銀行に着くと手際よく準備を始める。客はたくさんいる。

ライトを監視カメラに向けて当てる。入り口を塞ぎ、客を床に伏せさせる。

全員を集める。携帯電話を集める。持ってないウソついたやつはぶん殴る。

服を脱がせて同じツナギを着せる。

刑事

デンゼル・ワシントンが演じる刑事がキース・フレイジャー。

彼が事件を担当する。ニューヨーク市警。

過去の事件で干されている。今回チャンスが巡ってくる。

彼女がいて結婚を匂わせてくる。彼女の弟が素行悪い。

相棒がビル・ミッチェル(キウェテル・イジョフォー)。

黒人コンビ。ノリ良くてかっこいい。現場に挨拶したらカフェに行く。

ベテラン警部(ウィレム・デフォー)と協力していく。

一級刑事

キース・フレイジャーは優秀らしい。ただ干されていたらしい。

なぜなら小切手の事件があって疑われている。14万ドル紛失した事件。

今回の事件は名誉挽回のチャンス。

謎の美女

ジョディ・フォスター演じる弁護士のマデリーン・ホワイト。

ビンラディンの甥と話してる。敏腕な感じある。

彼女に強盗にあった銀行の会長から連絡がくる。

会長はアーサー・ケイス(クリストファー・プラマー)。この人いつも大富豪役。

依頼で連絡してきた。依頼は貸金庫から物を持ち出すか抹消すること。

冷静に考えるとすごい依頼。いかにジョディ・フォスターが優秀かわかる。

尋問シーンがちょくちょく入る

途中で銀行にいた人質たちが事件を語る場面が入る。

ドキュメンタリー的なインタビューかと思ったら事情聴取だった。

キースとビルが話を聞いている。どうやら事件後のシーン。

携帯出さなくて殴られた銀行員も話してた。顔に傷あったよ。

ピザ

強盗が食べ物をを要求。ピザを用意。

サンドイッチだとバラバラに食べる可能性が高い。ピザなら集まって食べるかも。

盗聴器を仕掛けている。盗聴すると謎の言葉。

アルメニア語。翻訳すると大統領の演説。エンバー・ホジャの演説。

盗聴バレていてテープを流していた。

喫煙シーン

アルメニア語を解読するために野次馬を使った。スピーカーで流して知っている人間を探す。

別れた奥さんがアルメニア人の男。奥さんを解読してもらう。

奥さんは通訳の代わりに駐車違反をチャラにしてもらう。禁煙なのにタバコを吸う。

面白いと思ったのはその後から普通にタバコ吸っていること。禁煙だったのに。

ジョン・ダリウス(ウィレム・デフォー)が吸っている。

どっちが重たいか?年間グランド・セントラル・ステーションを通過する電車かドル紙幣のために伐採される樹木か

要求はジャンボジェット。すぐに用意できるわけもない。

犯人がなぞなぞを出してくる。正解したら時間をくれる。

とんちだった。答えは同じ。どっちもない。

ドルは紙に印刷されないから木は関係ない。ステーションだと郵便局で正式にはターミナル。

正解したあとにも言い合いする刑事たち。こういうシーンが好き。

サンドイッチ

答えて正解。食べ物の要求がサンドイッチ。

ピザだと盗聴しやすくて要求に食べ物に良いことを知っていた。

と思ったけどその後、犯人も盗聴してたことを知る。

初めの食料要求の時にボードに仕掛けていた。

【どのように】

銀行強盗の手口を紹介する。

人質たちを同じ格好にして隔離する。人をシャッフルして覚えさせない。

たまにその中に犯人たちも紛れ込む。

大体ダントン・ラッセルがしゃべっている。ダントン・ラッセルはさすがに紛れ込めない。

だから倉庫を改造。部屋の奥に偽の壁を作りそこで1週間暮らす。

最後は煙幕でもくもくさせて全員で外へ。捕まった後に尋問しても犯人一派はわからず。

誰かが怪しいと言っても違う人が無実だと言う。うまくローテーションさせたのか。

堂々と出て行く

銀行に潜伏して数日後。普通に出てくる。普通に歩いて、正面玄関から出る。

途中にキースとすれ違う。バレるかなぁ。ひやひやするがバレない。ポケットに何か入れる。

スティーブ、スティーブO、スティービー

犯人は全員スティーブンに似た呼び方をされている。

尋問に出てくる。「AK47を知っていた男」と「喉がカラカラな男」

「DDカップは違法なわけ?と言う女」キースがダイアモンドのことを尋ねた男も仲間。

最後に人質たちと外へ出た時、よく見ると犯人がすごい映っている。

打ち切り

犯人の目的は貸金庫のお宝。お宝は銀行の会長が過去に戦争で儲けた物。

めっちゃダイヤモンド。あと戦争犯罪の証拠書類。

会長は盗まれた物についてなにも言えない。自分が終わるから。

一見なにも盗まれていない。人質は全員無事。捜査することがなくなる。終了。

やることは貸金庫を開けるのとダントン・ラッセルの居住スペースを作ること。

要求もなぞなぞをすべては時間稼ぎ。

やり手弁護士

ジョディ・フォスターは大富豪からの依頼の証拠隠滅はどうなったか。

権力を使い銀行強盗中に銀行に乗り込みダントン・ラッセルと交渉。

証拠は身の安全のために持ち去ると言い、渡すことを拒否。

視聴者になにかがあることを知らせる役目なのか。

市長とご飯食べてる。たぶんキース・フレイジャーの汚職を消した。

事件が打ち切りになった時に上司から言われた。「小切手が見つかった」って。

キース・フレイジャーは「俺の口座?俺の別荘?俺の財布?違うなら聞きたくない」って。

街に血が流れたら投資の好機

銀行強盗事件は打ち切りに。でも事件を追うキース。

会長は過去にナチスに協力していた。その証拠とダイヤモンド。

貸金庫の392にある。そしてキースは記録のない392の貸金庫に気づく。

令状を持って銀行に行き開ける。中にはガム(のごみも)とデカいダイヤモンドの指輪。

そしてメモ『指輪を追え』

幕を下ろす

キースは会長の元へ行く。探りを入れる。とぼける会長に指輪を見せる。中指に付けて見せるのがいい。

指輪を追う。ホワイトに戦争犯罪調査局の番号を教える。もう掴んだみたい。

ラストはキースが彼女の家に。一級刑事の賞状を持って。

ポケットからはダイヤモンド。ダントン・ラッセルがすれ違いに入れていた。

結婚指輪にちょうどいいサイズ。いいタイミング。

【インサイド・マン】の意味

銀行に籠る。備品室の奥にスペースを作り暮らす。

それがインサイドマンの意味、【内部にいる人】ってこと。

他にも【内通者】という意味もある。

ナチスに協力していた会長のことを指していると気づいた。

人質の中に犯人が紛れ込むことにも当てはまる。

複数の意味がある。僕の考察。

映画の引用

「Go ahead, make my day」

これは銀行のおばさんが言うセリフ。ダーティハリーのセリフ。やれるもんならやってみろ

狼たちの午後、セルピコ、ゴッドファーザーの話が出てくる。

アルパチーノ好きなのか

感想

やはり面白い。かっこいい伊坂幸太郎みたいな話。違うかぁ。

銀行強盗で1本の映画。

犯人の告白から始まり、途中で事情聴取をちょくちょく挟む構成も良い。

エンターテイメント映画として素晴らしい。

ダントン・ラッセルとキース・フレイジャーの会話は見所。

オシャレな言い合い。腹の探り合い。

ダントン・ラッセルはカッコつけた言い方するからいい。

ストーリーが分かっていても楽しめる。1年に1回は観たい映画ですよね。

続編

今まで知らなかったのだけどインサイド・マン2がある。続編?

オリジナルビデオ(?)で作った。でも監督とか違う。

観た。事件があった世界線。392の貸金庫出てくる。ハムレットの本も。

でも違う。あんまりおもろくない。まじでみなくていい。

微妙。続編を名乗るな

ペーパーハウス

インサイドマン2は、どちらかと言うとペーパーハウスっぽい。

ペーパーハウスはネトフリで配信した大人気ドラマシリーズ。

ペーパーハウスはインサイドマンからインスピレーションを受けているはずだ。

銀行強盗、時間稼ぎ、目的は金じゃないところが似ている。

面白いけど長い

全ての悪事は悪臭を放つ。覆い隠しても悪臭は消えない。

ぼくの好きなセリフ。他にもあってダントン・ラッセルが銀行から出た後のナレーション。

『私は聖人では~』ってやつ。かっこいいから是非観てほしい。

キース・フレイジャーとダントン・ラッセルの会話。キースと相棒との会話。

内容知っていても楽しめる要素が多くておすすめのポイント。

ネタを知ってから観るとまた違う部分にも気づけて面白い。

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