X エックス

原題:X 2022年公開 105分

Twitterの今の名前じゃないよ映画だよ。

意味は昔のアメリカ映画のレイティング【X指定】からきているタイトル。

ポルノ映画の撮影する映画だしバリバリホラー映画でグロテスク。いいタイトル。

この映画続編がありまして、しかも3部作。3作目が配信されるってことで鑑賞することにした。

ついでに記録しちゃお。そしたらもっと楽しめるかもって魂胆。ネタバレ。

監督:タイ・ウエスト ホラー映画を作る人。Xのシリーズは全部監督してる。

A24が作ってた。やはりA24なのか。

目次

あらすじ

1979年。田舎の農家にくる若者たち。彼らはポルノ映画の撮影でやってきた。

撮影のために借りた家。管理している老夫婦は殺人鬼だった。

どうなる?若者たち!

キャスト

主演はミア・ゴス。

彼女の魅力を見る映画。ビジュアルがかっこいい。

眉毛がない。顔にはそばかすがある。裸にオーバーオール。なんか気になってしまう。

ジュナ・オルテガが出演。ネトフリのウェンズデーでウェンズデー演じている人。

Xを調べると出てくる女性が絶叫している画像。ずっとミア・ゴスだと思ってたけどウェンズデーだった。勘違い。

ブリタニー・スノーも出ている。ピッチパーフェクトに出てた人。

あとは知らない人だけどスコット・メスカディはラッパー。キッド・カディって言うの。

1979年が舞台

映画の中でポルノ映画を撮っている。

1970年代はポルノの黄金時代だった。その後80年代になるとビデオが流行っていく流れ。

ポルノ映画でスターを目指す時代だった。

経済が停滞していて社会不安から保守化していたアメリカ。作中ちょくちょく流れるテレビの演説。

宗教右翼の流れでテレビ布教していた時代。

ホラー映画

Xエックスはホラー映画でスラッシャー映画。

スラッシャー映画は殺人鬼が集団を襲う系の映画。

スラッシャー映画の黄金時代が1978~1984年の間。この映画は1979年が舞台。そういうこと。

スラッシャー映画【悪魔のいけにえ】からの影響を受けている。どこがって言われると調べ中。

性と死

撮影にきた若者6人。性にオープン。ポルノ映画撮るくらいだし。自由な感じ。

老夫婦のばあさんが撮影を覗いて性に目覚めている。それが悲劇の始まりと言っていいでしょう。

撮影の補佐で来ていたロレイン(ジェナ・オルテガ)が女優として撮影に参加する。これ性の解放。

ミアゴス演じるマキシンが若い頃の自分に似ている。だからマキシンの若さにときめいているばあさん。

それが悲劇の始めりだった(その2)。これ若さと老い。

見所【ネタバレなし】

ポルノ映画を撮影する6人。映画を撮っているのを楽しもう。少しエロい。ぼくはそうは思わないけど。

不気味な老夫婦。不穏な動き。何かが起こりそう。最高齢の殺人鬼って言われている。

田舎の風景がいい。湖があっていい自然。マキシン泳いでる。動物がいるよ。それが恐ろしい動物。

ネタバレなしで見所なんてない。殺戮が起こってからが面白い。

ネタバレ

まずネタバレしたいことはパールを演じているのがミア・ゴスってこと。

これすごいと思う。ボクは初見ではわからなかった。特殊メイクすごい。演技もすごいな。老人の可動域だった。

誘惑

ポルノ映画を撮影するマキシンたち。

なぜ殺されることになったのか。まずは撮影の男がやられる。

ポルノの撮影を覗いたパールは欲情する。ハワードに迫るが断られる。心臓が悪いから。

結果、農場から帰ろうとしてた撮影の男を誘惑する。断られてナイフで刺す・首を刺す。

そして皆殺しモードになる。

解放

じいさんもパールに協力して若者を殺していく。

目玉を刺したり、ショットガンで撃ったり。湖にワニがいて喰われた人もいた。

マキシンが寝ているとパールが隣で寝ている。体を触ってくる。怖いけどちょい笑える。

ロレインはじいさんに地下に閉じこめられる。

パールとハワードがセックスを始める。性の解放か。その隙にマキシンは逃げようとする。

ドタバタコメディ?

マキシンは逃げる前にロレインを助ける。ロレインが逃げようと飛び出すと撃たれる。

遺体を動かすハワード。遺体が痙攣する。驚いてハワード死す。

そのあとにマキシンとパールが対峙する。ハワードの車のカギで奪い逃げるために銃を撃つ。

弾がなくて空砲。その隙にパールがショットガンをぶっ放すがマキシンには当たらずパールは吹っ飛ぶ。

パールは骨を折る。倒れながらマキシンを罵る。マキシンはトラックに乗りパールの頭を潰して去っていく。

ドタバタ。カオス。ギャグ?

ラストシーン

作中でテレビから流れる演説。保守的で抑制するような話。初めに寄った店のテレビでも流れていた。

演説しているおじさんがマキシンの父親だった。

映画の冒頭に警官が農場にきて始まった。ラストは警官が現場を見て終わる。カメラを発見。

「くそったれのホラー映像が残っているぞ」って言って終わる。ポルノ映像だよ。それ。

続編

続編の主人公はパール。殺人老婆の過去の話になる。

パールをミア・ゴスが演じていた理由だろう。

なんでもXを撮ったあとすぐに続編パールの撮影を始めたとか。

廃れた農場がきれいな状態で見れるよ。

Xエックスの感想

伏線

女性がワニに襲われる壁画が出てくる。女優の金髪が湖に落とされて喰われる。これ伏線回収。

他の殺され方にも伏線がある。

目を熊手で刺される男(釘踏みドジ男)は台詞で「みんな目玉飛び出すよ」って言ってた。これ伏線。目玉やられた。

序盤に轢かれた牛が出てくる。グロいやつ。車に飛び散った血が撮影の男が刺された時。肉をタイヤで踏むのは最後のパールの頭を轢くシーン。しかも現場に最後に事件現場に来る警官(黒人)がいる。

黒人の男優が「ベトナム戦争の時に農民に銃で狙われた」て言う。ショットガンで撃たれた。

足に釘が刺さる前に言ってた「いい女から目は話すな。体重は聞くな」じいさんは撃ったロレンスを運ぶときに「見た目より重いなぁ」って言った。その後痙攣して心臓発作。ちょい笑える。

序盤のショットガンの下りも伏線かな。農場を訪れた時にじいさんがショットガンを構える。マキシンは車のダッシュボードから銃を出す。じいさんは「安心しろ弾は入ってない」と言う。最後にマキシンとパールが銃を構える。銃の場所はこの時知れた。マキシンの銃に弾は入っていなかった。そっちかい。

オマージュ

悪魔のいけにえをオマージュしている。設定とかかな。

シャイニングのオマージュあり。閉じこめられたロレインが斧でドアを破壊する。隙間から顔を出す感じ。

車を湖に落とすシーンはサイコのオマージュ。

ブギーナイツ。冒頭の鏡に向かって発破をかけるシーン。ブギーナイツはポルノ映画を作る映画だった。

他にもあると思う。てかいっぱいあるんだって。気づけてないけど。

小ネタ

冒頭のガソスタでの買い物シーン。マキシンが「リンダカーターみたいに有名になりたい」って言う。それに対して彼氏は「ワンダーウーマン」て言う。買い物かごの中にリンダカーターのワンダーウーマンが表紙の雑誌を買っている。まあそれ見て話してただけなんだけど。

ロレインが地下に閉じこめられる。そこには知らない男が吊るされていた。牛乳パックに行方不明の広告が載っている。同一人物だと思われる。

まとめ

おもろいホラー映画だった。

ホラー映画のびっくりする感じ(驚かせる系)とかグロテスクな感じがあまり好きじゃない。

Xはグロいけど全然見れる。なんか痛そうじゃない。目を刺されるけど。ただ素足で釘を踏むのは痛そうだった。

時代背景を調べてみて良かった。理解が深まった。

若者は解放、老人は抑圧的な時代だったみたい。この時代の映画の文脈。いい映画。

セリフが先の展開を説明していた。映画は何回も観たほうがいいですね。

大げさに言うとスラッシャー映画の見方が少しわかった。悪魔のいけにえ観よ。

どうでもいい感想は【ワニがいいよね】

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この記事を書いた人

映画が好きだから。僕の感動を伝えたい。
基本ネタバレ。基本感想。たまに考察。

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