トレイン・ドリームズ【Netflix】

高評価だったから観ることに。

どんな映画かわからない。それでも気軽に観れるのは配信の良い所。

雰囲気と時代の感じ。楽しめるか不安だった。

結果いい映画だった。感想を残す。

目次

基本情報

原題:Train Dreams 2025年 Netflix配信 上映時間102分

監督:クリント・ベントリー

脚本:クリント・ベントリー グレッグ・クウェダー

原作者:デニス・ジョンソン

主演:ジョエル・エドガートン

監督クリント・ベントリーは始めまして。共同脚本のグレッグ・クウェダーと一緒に映画を作っている。

この映画とは逆で2人の脚本でグレッグ・クウェダーが監督した映画【シンシン/SING SING】て映画が面白いらしい。今度観よう。

あらすじ

20世紀初頭のアメリカ。

物静かな男ロバート・グレイニアは森の木を伐採する仕事をしている。

激動の時代に色々なことが起こる。なんか幸せがあったり、不幸せがあったりする。

美しくせつない物静かな物語。

20世紀初頭

激動の時代だったらしい。主人公は木の伐採をしているのは、鉄道の関係。

第一次世界大戦があったり。

物語が進むと技術が発達していく。時代はどんどん変わっていく。でも大体森にいる。

ナレーションあり

ロバートは物静か。あんまりしゃべらない。でも安心ナレーションがある。

だからストーリーはわかる。ナレーションは良い感じのテンポ。映画にあった声。

ウィル・パットンって人がナレーション。吹き替えだと青山穣。これ『かぐや様』のナレーター。

ネタバレ【ストーリー】

【ネタバレ注意】ここより先は結末に関するネタバレがあります。

ロバートは結婚し娘が生まれる。だが家族とはお別れすることになる。

そして彼は森でずっと働いている。80年の生活の中で色々と起こる。それを記録する。それで後で分析する。

中国人

作業をしていると一緒に働く中国人が橋から落とされる。理由は不明。たぶん差別。

ショックだったみたいで、皆が完成を喜ぶ中、中国人の幻覚が見える。

悪夢を見る。落とされた中国人、燃える家、線路に立つ少年。

出会いと別れ

出稼ぎで伐採に出る。色々な人と出会う。

寡黙な男。おしゃべりな使徒フランク。爆発の専門家。いきなり仲間が撃たれる。兄を殺されて復讐に来た男。

爆発の人と話す。少し仲良くなる。名前はアーン。ずっと昔の話をしている。でも周りは作業している。

切った木に潰されて亡くなる人がいる。木に靴を付けておく。

家族

娘は歩けるように話せるようになる。奥さんは一緒に出稼ぎについて行くと言う。

なんか嫌そうなロバートは近くで仕事を探す。手伝いみたいなことをするが稼げない。戦争が終わってカツカツみたい。

家に農場や製材所を作って一緒に暮らそうと計画。あと1回行けばいいってことで最後の出稼ぎに行く。

出稼ぎから戻ると山火事が起こっている。住んでいた小屋は燃えて家族は行方不明に。

落ち込む

2週間くらい家族を探すが見つからない。

焚火に当たりながら落ち込む。幻覚の中国人にキレる。ちょくちょく出てくる幻覚。死神?

町の店の店主イグナティウスが来て食べ物くれる。散歩しようと誘ってくれる。そこで嫁と子供は帰ってこないと思う。号泣する。

小屋を作る。もしも戻って来た時のために。諦めてない。

ちなみに出稼ぎはやめた。時代が変わった。

馬車

町での仕事をする。馬車を操る仕事。人や荷物を運ぶ。クレアと言う女性を馬で運ぶ。

クレアは山を管理する仕事で来た。クレアは山小屋で観測している。

ある日にクレアを訪ねてお話しする。クレアの調査では山火事のことも調べている。流れでロバートに火事の話題をふる。

家族を亡くしたことを話して魂を感じると言う。クレアは夫を亡くしていた。

ロバートは悪夢を見ている。家族が火事で逃げている夢。

ある日にケイト(娘)が帰ってくる夢を見る。成長していて怪我をしている。手当をして見守る。

そのまま寝てしまって目が覚めるとケイトは消えている。ロバートはあまりにもリアルな夢だったから娘を探して森を彷徨う。

ロバートは娘がいつ帰ってきてもいいように小屋に住み続ける。

複葉機

時が経ち晩年。たまに列車に乗って町に行く。

テレビでニュースを見たり、劇場でショーを見る。10年ぶりに自分の顔を鏡で見る。

体験で飛行機に乗れる。乗ると過去を回想する。彼はすべてと繋がった感覚を得た。

ロバートは1968年11月に眠るように亡くなった。

印象に残った

最後の遠征

焚火でみんなでトーク。

爆発の専門家アーンと再会。彼は落ちてきた木が頭にぶつかり脳にダメージ。ボケるようになる。

彼が言っていた。すべてが美しい。

ロバートは思った。落ちた木は自分にぶつかるはずだったと。なぜ?

たぶん中国人。こいつの幻覚が見えるのは罪悪感。呪いみたいに思っている。だから自分に当たると思っていた。

犬の話

家族がいなくなると犬と暮らすようになった。犬かわいい。

狼に似た犬がいる。昔飼っていた犬の子孫かもと言い出すが、違うと言われる。

狼は群れのリーダーが選んだ雌が発情期になって子供を産むらしい。リーダーは1匹とだけ子供を作る。

ロバートは経験の目新しさで他にも子孫を残すのではと考える。

ただ印象に残った話。だから狼は数がいないのか。

引退

伐採をやめる。これが切ない。新しい作業員は荒々しくロバートはおっさんと呼ばれ雑に扱われる。

チェーンソーとか新しい技術についていけない。

昔一緒に働いた人は爺さんになって雑用している。すこしボケてる?

若手にいじめられてた。切った木を顔に当てられる。時の流れは残酷。

潔く辞めた。これは僕の教訓になった話。

ラストシーン

ラストは印象に残る。なんならここだけガッツリ覚えているくらい。

テレビで宇宙に関するニュースを見て、見物小屋で怪物を見て、飛行機の体験をする。

飛行機に乗ると上下左右の感覚を失う。そして悟った。

森じゃなくて町。宇宙とか怪物とか意味深。このラストシーンを見て、なんだかわからないけどこの映画を好きになる。

最後に出会った人々が思い浮かび、さまざまな場面が流れる。この映像が美しすぎる。仕事で出会ったじいさんの「美しいだろ?」のセリフが良い。

トレイン・ドリームズ【考察】

タイトルの意味

トレインは鉄道。ドリームズは夢の複数形。幻想とか願望って意味もある。単純に言うと【鉄道の夢】。

鉄道はロバートの人生と言ってもいい。鉄道を作るために働いて出稼ぎしてた。この時代は国の仕事だったから時代を象徴している。

ドリームズの幻想とか願望って意味は物語にぴったりな気がする。森は幻想的だし、家族の魂を感じているのは願望的。

では二つを合わせるとどんな意味になるのか。それは【人生】ってことだろう。タイトルの意味は【ロバートの人生】って考察した。

狼について

焚火で狼の話してた。なぜって思ったでしょ。ラストに町に行って見物小屋でショーを見る。怪物を見て泣いているロバート。なぜ。

これには理由がある。途中で娘が帰ってきた夢のシーンがあった。これは夢じゃない説がある。あの少女は実際にいて狼に育てられた少女と言う説。少女を見つける前に遠吠えが聞こえる。

朝になると少女は消えている。狼の群れに戻ったと思う。だからロバートはまた来るかもと思って小屋に住み続けていた。

見物小屋のショーを見たのも狼の少女を探していたからかも。だから全然違う猿みたいな少年を見て涙していたわけ。

ラストセリフの意味

【上下の感覚を失った彼は、すべてと繋がっていると感じた】

最後に町に行く。道端でテレビを見ていると宇宙飛行士が映っている。隣の女性に「この人は?」と聞くと「宇宙にいるの」空を見るロバート。

テレビに地球が映る。「じゃあこれは?」「私たちよ」。このシーンで思ったのはロバートが地球を意識したこと。色々なことが起こるけどすべては同じ星の出来事だと言うこと。

最後の『上下の感覚を失った彼』は宇宙のイメージを感じる。無重力になって。複葉機に乗って空から地上を見た。これで自分の孤独だった人生が宇宙とか地球とかデカいものの一部だと感じた。だから『すべてと繋がっていると感じた』。

僕はそう思って感動した。複葉機に乗ったのが『春の日』ってのがなんか良い。

あと関係ないかもだけど、最後に飛行機に乗る。話の序盤で木に潰されて仲間が亡くなった時に「戦争で飛行機作らないといけない」的なセリフがあった。なんか繋がったかも。

トレイン・ドリームズ【感想】

森について

印象的なのは森。枯れた枝が当たってボケたアーンが言っていた。「美しいだろ?きれいだ。全てだよ」繋がる。

木を切る、倒れる。森の中を走る電車。馬車でタクシーする。森の中を走る。

鹿を撃つ。山火事。狼、野良犬。

森林局のクレアが言っていた「森ではすべてに意味がある」繋がった。

「ちっぽけな虫も川と同じくらい重要。」良いセリフ。「枯れ木も大事。」アーンに当たったのにも意味あるらしい。

森の美しさを感じれる映画やね。僕は海より森が好き。

孤独について

ロバートは両親を知らない。そして自分の家族は山火事で失う。

静かな男だから友達が少ないだろう。森で棲んでいるから人との交流が少ない。

だからなのか家族の回想が多いと思う。ちょくちょく入ってくる。でもくどくない。心地よい回想。

鹿を撃った時に奥さんと撃ったことを思い出すのはぐっときた。

病気になると弱って火事の時の家の様子を思い浮かべていた。なんかリアルだった。体調悪いと弱気になる感じ。

僕は孤独に暮らす彼をリスペクトする。少し憧れる。というかカッコイイと思った。

森林局のクレアが言っていた「この世には世捨て人も必要」なるほど。

まとめ

短編集のような映画。色々な出来事が色々な時に起こる。火事はデカいことだった。

エピソードが静かに起こる。象徴的な抽象的な。ロバートの感情があまり出ないから想像する。

結局なんの話だったのか。色々と考えたけど僕は孤独の物語だと受け取った。それが最後に繋がる。

だから気に入った。ロバートの演技がとても良かった。静かで美しい映像に寡黙な演技は合っていた。

やはり映画は2回観たほうが良い。2回目に観直した時のほうがくらった。なんか繋がった。

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