ヘルドックス

2022年公開 日本映画 138分

監督・脚本:原田眞人

原作:深町秋生【ヘルドックス 地獄の犬たち】

主演:岡田准一

岡田准一が主演なのでアクション映画。たしかアクションの指導もしていた。アクションはかっこいい。

坂口健太郎が相棒で良いキャラしてた。詳しい感想を書いてみた。

2時間18分は少し長い。

目次

ネタバレなし感想

この映画はかっこいい。かっこつけと言ってもいい。ナルシスト。

それが最高。カッコイイ映画って好きなんです。

もう全てがオシャレ。出てくる場所も部屋の中も小物も。登場人物の服装だっておしゃれ。

だから個人的にカッコイイと思ったことを書くことにした。

物でも人でもセリフでも。カッコイイと思ったら記録していく。

あらすじ

主人公の兼高はヤクザの世界で自慢の戦闘力でのし上がっていく物語。

相棒の室岡はヤクザの戦闘部隊の中でもイカれた男。兼高との相性は良い。

兼高の正体は元警察官。警察官の頃に起こった事件で闇落ち。復讐で殺しまくっていた。

それに目を付けた警察が潜入捜査に送り込んだ。

兼高と室岡は殺人や護衛など仕事で結果を出していく。

極秘ミッション

兼高のミッションはヤクザのボス十朱の秘密ファイルを奪うこと。

そのファイルのせいで警察も手を出せないとかなんとか。

過去

出月は警察で見回りしている。スーパーに行くと女子高校生の店員からデートに誘われる。

スーパーで強盗事件が起きる。その女子高生は殺されてしまう。それで復讐の鬼になった。

なぜスーパー?女子高校生を相手にしなくても良くない?って思った。

実際にあった八王子スーパー強盗殺人事件が元になっているぽい。

出月がのちの兼高。

情報

監督の原田眞人と岡田准一は何度か映画撮っている【関ケ原】【燃えよ剣】3度目のタッグ。

木村拓哉の【検察側の罪人】の監督。これもセンスの映画。小道具とかオシャレで高そうだった。キムタクとの相性良かったと勝手に思っている。

検察側の罪人で酒向芳が有名になった。ヘルドックスにも出てる。

主演の岡田准一は格闘技できる。インストラクターの資格あるとか。SPってドラマからアクションシーンが多くなった。SPの頃はまだ細かったけど今は体デカくなった。強い。

東鞘会

兼高が潜入するヤクザ。

ボスは7代目会長、十朱義孝。MIYAVIが演じる

その下に三羽ガラスという強いのが3人いる。土岐勉、熊沢伸雄、大前田忠治。

土岐は六代目の神津組の組長。武闘派ヤクザ。北村一輝が演じた。

熊沢は熊沢組組長で会長秘書。レスラー熊沢。吉川光夫が演じた。

大前田は理事長。鼻がなくてマスクしている。大場泰正が演じた。

ヘルドックス

神津組とその下の三神組。土岐の部下たちが訓練を積んだ戦闘部隊。通称ヘルドックス。

トラブルが起こると十朱の指示で送り込まれる。

どうやら海外で活躍しているみたい。暴力で。

三神組のトップは三神國也。はんにゃ金田が演じた。弱そう。

ヘルドックスのメンバーに室岡秀喜がいる。坂口健太郎。兼高は室岡に喧嘩を売りメンバー入りを目指す。でなった。

東鞘会の歴史

5代目組長は氏家。獄中で死んだ。

6代目を巡り戦争が起こる。実の息子氏家ファミリーと5代目会長代理神津ファミリーで争う。

6代目は神津になる。神津は護衛に武器を持たせなかった。喫煙中に氏家ファミリーの暗殺部隊に殺された。

7代目は十朱。十朱は会長秘書をしていた。異例の人事らしい。これが異例なのどうなのかわからん。

ネタバレ注意

ここからかっこいいポイントを記録していく。一応ストーリーの順番で書いている。

ストーリー書いてないので悪しからず。

アリチアの森

刺青の岡田がいきなり殺人。復讐をしている。ぶつぶつ言っている一節。

「静かなる鏡のごとき湖が眠れるアリチアの森」

謎すぎ。

最後にも「室岡、お前は森の王だ」みたいなこと言っちゃって。

これらは【金枝篇】という本の一節。意味とかは調べたけど。ちゃんと調べたら追記(たぶんしない)。

説明シーン

阿内が兼高(潜入前は出月)に東鞘会を説明するシーン。

写真とか情報がいっぱい貼ってあるボードで説明する。なんかカッコイイ。

説明しながら場所が変わっている。倉庫かと思ったら部屋になっている。

6代目暗殺のシーンが回想で少しある。十朱と三羽ガラスが護衛しているレアシーンあり。

暗殺(修行?)

兼高と室岡が暗殺の仕事。廃れた施設にターゲットが来るみたい。いつ来るかわからない。

待っている間に二人でトレーニングしている。このシーンがいい。ワクワクする。

寝技の練習での会話が素で話している感じ。たぶん役としてではなく普通にトレーニングしている。

そしてターゲットがやってくる。余裕で処理。

その後証拠隠滅のために山に行く。チンピラがいて穴を掘っている。死体を埋めるんだ。でも穴は浅いしタバコ吸っている。

それにキレる室岡。いいね。6代目は喫煙ルームで暗殺された。やはりタバコは良いことないね。

「こいつらもやっちゃいますか?信頼できないっす」殺し屋のプロ意識が見れてかっこいい。

事務所 打ち上げ

暗殺が終わり事務所に帰る。暗証番号を入れるが間違っていて入れない。

メジャーリーグ風の歓迎だが兼高と室岡が激怒。入れない間に殺されたらどうする?って。

三神はビジネスマンタイプっぽくて兼高たちとは合わない。

わーわーやっているとボスの土岐が来る。部屋の中に床屋がある(!)。散髪タイムにこだわっていて椅子はレクサス1台分の値段だって。それがどのくらいなのかは不明。車わからん。500万くらい?でもかっこいい。

土岐が兼高の腹殴っておわり。暗殺のことを出張って言ってた。

鉄板焼きで打ち上げ。高そう。その後はエッチなお店に。2人は行かないけど。エロい店(SM?)は熊沢の関係。リーゼントの女性がママみたい。それはかっこいいとは思わなかった。キャラつよ。

オーディション

敵に動きがあり7代目の護衛をすることになる。でも試験みたいなのがある。

パチンコ屋の奥に広場があってリングとか畳がある。なんかトレーニングしている。

土岐は兼高と室岡を推薦している。大前田も候補を連れてきたけど瞬殺する。ここ見所。かっこいい見所。

十朱が登場。リングに上がる。兼高と室岡には防弾ベストを着せる。他にも2人いる。だぶん十朱の護衛たち。

いきなり銃をだして4人を撃つ。吹っ飛んだところで戦えと指示。「やれよ!」なんか戦う。

どうやら戦ったのはBチームだった。たぶん勝った。

Bチーム

リングがあるパチンコ屋の奥の最上階に会長室があるみたい。

ここがオシャ。ガラス張りになっている。ここで契約書にサイン。護衛のルールが多い。でもそのプロフェッショナル感がかっこいい。

Aチームのことを知る。凄腕らしく歩いてるのを見るだけで銃がどこにあるかわかる。種類もわかるらしい。

謎の棒人間みたいなオブジェが光る。銅鑼の音がする。会長が呼んでいるみたい。会長室に行くまでにもなにもない部屋があってそこにも棒人間。世界観すごい。

会長に会うと新聞の話題を話してくる。そして試験の話になり「いいチームだ。いいゲームだった。」

と言ってハイキック。酒の瓶を蹴って割る。かっこいい。のか?

刺客

関西のヤクザと話し合い。高級クラブで会議。六本木クラブチックと言う店。有名ぽい。

話し合いは終わり酒を飲みながらカラオケ。女の子が接客。多数。その中にヒットマンがいる。

兼高は見抜く。ヒットマンが飲み物を作った。それを毒見させようとする。

それで戦闘開始。有名なシーン。ここは良いアクション。女ヒットマンが良い動き。

処理場

捕らえた女ヒットマン。拷問して情報を聞きだす。

東鞘会の闇の奥。処理場に行く。

女ヒットマンは発信機を飲んでいて場所がバレる。会長も来ていた。

敵がやってくる。ここが銃撃戦のピーク。かっこいいアクションシーン。

熊沢が良かった。「うんこ出す時のいきみ声。やってみて」「今しかない。逆に今」銃撃戦の最中に言ってきた。

落とし前

熊沢は死んで葬式。隠れてこそこそやっている。

会長秘書の後任に兼高が選ばれる。十朱って土岐のことトムさんて呼んでいた。

土岐が十朱を殴る。会長が処理場に行かなければ熊沢は助かっていたかもしれない。

なんか仁義って感じでいい。土岐は会長を殴ったから指を切ろうとする。ヤクザのやつ。兼高が止めた。

兼高が選ばれたことで三神は気に入らない。兼高に文句言っていると室岡。この人キレてる。たぶん兼高が会長秘書に選ばれてチームを解消されたことが気に入らない。のか自分も評価されたいのか。たぶん前者。

室岡は三神をトイレでボコボコにする。階段から落とす。キレすぎ。

雨の中話す兼高と室岡。いいシーン。「その【違う】はなんか嫌だなぁ」

ラスト

十朱は潜入捜査だった。そして最終局面。

兼高がAチームを倒す。会長も倒す。机を挟んで二人で撃ちまくる。全然当たらん。最後に少し当たって首をゴキ。

土岐も大前田も始末される。松岡茉優と大竹しのぶが倒す。割愛。

室岡が松岡茉優を餌に兼高を呼び出す。室岡が質問して答える。最後には兼高が室岡を撃って終わる。

室岡の最後の質問「俺とこの女どっちが大事なんだよ!」ラブ。

ラストシーンは兼高と室岡の出会い。タイで喧嘩売ってもみくちゃになっている。ラブ。

登場人物

僕が好きなのは脇役にもキャラがあること。原作だともっと掘り下げているのかも。

十朱の護衛Aチームは【ズー】と【ゾラ】元のBチームが【テル】と【バジ】。十朱はさらっと名前呼ぶ。

大前田はあんまり出番ない。でも設定はちゃんとしてた。【野獣部隊】と言う戦闘集団がいて(オーディションで瞬殺)、側近に【モグラ】って名の強そうなやつがいる(室岡に倒される)。

三神組に【お歯黒】ってデブがいる。よく出てくる。会長秘書室にいる女性は【玉子】と【玉恵】。処理場には【番犬】。

細かい設定が存在するんだと思う。役名があるっていい。

おすすめキャラその1【熊沢】

会長秘書の熊沢。彼はいい。男気があって皆に好かれる雰囲気。関西ヤクザにも兄弟分がいてクラブで話し合い。

歌がうまい。オペラ歌っている。

髭ずらで体育会系に見えて洗練された雰囲気あり。でもお菓子みたいなの食べながら話す。

元レスラーって設定。力持ち。当然戦闘力がある。

室岡のことを「ムロ」と呼ぶ。「ムッロー」とも呼ぶのが好き。

「愛だぜ、愛だよ、室岡くん」が好きなセリフ。

おすすめキャラその2【室岡】

サイコボーイ。理性はある。だから冷静に行動する場面もある。

親が死刑囚で宗教家。危ない宗教で室岡にも色々していた。食欲が異常にあって射精できない。

空気読まないしひょうひょうとしいるけど決める時は決める。

坂口健太郎が演じていたのが良い。この映画で好きになった。

おすすめキャラその3【土岐】

ヤクザって感じ。北村一輝がいいキャスト。

切れ者。土岐が兼高に指示出してた。だからスピード出世した説。

関西ヤクザのことを疑って裏で調査したり、十朱に焼き入れたり、陰ではもうボス。

注目すると良い仕事してる。

感想

岡田が出ているからアクションは良い。潜入捜査で信頼されていく過程も良い。

飽きないで観れるのはオシャレが大きい。美術館とか行くから(十朱の趣味)。

ヤクザだけどビジネスマン。説明シーンが洗練されている感があってカッコイイ。護衛のルール説明とか敵の分析とか。

個人的に室岡のプライベートはどうでもよかった。必要だけどマッサージもいらん。松岡茉優の仕切っている感じ。

登場人物が一流って雰囲気で動くのがカッコイイんだと感じた。だから好きなんだ。

潜入捜査のことをアンダーカヴァーって言う感じ。

十朱が玉を二個持ってクルクルしている。これは何?かっこいいとは思わない。

個人的小ネタ考察

Aチームは歩き方、身のこなしで銃の種類と位置がわかる。兼高は「種類はわかんないでしょ」って言う。

これ兼高もできる。過去にスーパーでの強盗前に犯人を見ていた。そして銃をもっていること、種類も当てていた。

自分もできるからAチームを倒す時に机の下に銃を仕込んでいた。

銃のスポッティング。だとよ。

たぶん室岡もできる。処理場で兼高の足にある銃に気づいていた。できてたはず。

ラブストーリー

この映画は男のラブストーリーなんです。

十朱も室岡も兼高にぞっこん。終盤にはセリフにも出てくる。花占いとか乙女。

室岡の最後のセリフも直接的だった。十朱と熊沢も少しある。

まあだからって「キャー」とはならないし「だろうね」って感じ。

カッコイイ男って男も惚れる。その感覚はわかる。だからカッコイ、かっこつけが多かった。

室岡のラブ。ちょっと切ないですね。

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この記事を書いた人

映画が好きだから。僕の感動を伝えたい。
基本ネタバレ。基本感想。たまに考察。

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