2024年公開 監督:塚本あゆ子 脚本:野木亜紀子 128分
キャスト:満島ひかり 岡田将生 ディーンフジオカ とか
野木亜紀子の他作品と同じ世界観。だから注目された。人気だった。
同じ世界の作品が【アンナチュラル】と【MIU404】。人気作と同じ。
おかげでそれぞれのキャラが登場する。それが話題になる。
僕が観た理由はそれ。アンナチュラルとかMIU404のキャラが出るから観よ。単体映画だったら観てない。
あらすじ
11月のブラックフライデーの前夜。
荷物が爆発する。爆発は何度も起こって連続爆発事件になる。
荷物を配送した物流倉庫センターのセンター長になった舟渡エレナとチームマネージャーの梨本孔が事態の収拾にあたる。
ラストマイルの意味
ラストマイルは物流用語で配送センターからお客まで届ける最後の区間。
最後の1マイル。ラストワンマイルとも言う。
最後の距離ってことで物語のキーワードになっている。物流の意味以外にも。
ブラックフライデー

アメリカの感謝祭の次の日。感謝祭は木曜日だから金曜日に大安売りされる。在庫一掃セール。
黒字の金曜日とも言う。
日本でも定着してきた。通販サイトで大規模に行われて配達ドライバーたちは大変みたい。
この映画はブラックフライデーの時期、物流の問題がテーマ。
デイリーファスト
略すとデリファス。
アメリカに本社があるショッピングサイト。たぶんAmazon。
日本支社のセンター長になったのが舟渡エレナ(満島ひかり)。で元からいたのが梨本孔(岡田将生)。
ここから発送された荷物に爆弾があったみたいで警察が来て捜査に協力するってこと。
ただこの会社にも問題があるみたい。そもそも舟渡エレナが怪しげ。デリファスにある謎も物語。
シェアード・ユニバース
なんだって。初めて聞いた。共有世界ってこと。野木亜紀子の他作品と共有してる。
だからアンナチュラルとMIU404のキャラ出てくる。映画だから主要キャラが出てくる。
これは豪華。アンナチュラルの石原さとみと井浦新とか。MIU404の綾野剛と星野源とか。
ほぼ出てくるし、意外なキャラも出てきてわくわくする。僕が「おっ!」と思うキャラも登場。
ネタバレ

意外と複雑なストーリー。登場人物が多いんだよ。
事件

デリファスのデリフォンと言うスマホが爆破する。そこから配達された荷物を開けると爆発する事件が多発。
その荷物を保管、発送してたのがエレナと孔がいるセンター。
SNSにデイリーファストの偽広告があり、そこには12個の爆弾をプレゼントと書いてあった。
倉庫の中を探すにも品物はめちゃくちゃある。配送は止めれない。どうすんの?
セール対象商品をすり替えて送ってたみたいな手口。デリファスの倉庫で働いてすり替え。だから犯人の情報はデリファスのデータにあった。
飛び降り事故
デイリーファストで過去に事故が起きていた。それは飛び降り事故。
飛び降りたのは山崎佑。中村倫也が演じた。
会社ではタブーになっていた。捜査が進むと山崎佑にいきつく。偽広告の発信元が彼だった。
なぜ事故は起きたのか。この映画のテーマになっていく。
山崎佑がロッカーに残した暗号あり。下記。
2.7m/s → 0 70㎏

2.7メーターパーセカンド。秒速2.7メートル。ベルトコンベアの速度。
70キロは重量制限。→の結果0。
どういうこと?映画の中でもあまり説明されない。どういう意味?
飛び降りているから稼働率をゼロにするってことなのか。でも結果ふつうに稼働してたから意味ないってことのゼロなのか。
この暗号はずっと消されずにロッカーに書いてある。なんか闇ですね。
キャラ
舟渡エレナはアメリカから送られた社員。福岡から来たというすぐバレる嘘ついてた。
山崎佑のデータを消すように言われてた。微妙に怪しく犯人かと思った。ミスリード。
梨本孔は前職がホワイトハッカー。色々なデータにアクセスして助けてくれる。それはだたのハッカーでは?
都合のいいスキルの男がそばにいた。
ディーンフジオカはデリファスジャパンのボス。役名?知らない。
MIU404
MIU404のキャラが捜査している。
伊吹と志摩は初動捜査。山崎佑が偽広告を流していたことが判明、2人で自宅に向かう。
爆発現場に行ったのは陣馬と勝俣。前は陣馬と九重、この映画で九重は出てこない。勝俣はMIU404の時のいたずら小僧。警察に電話してリレーする陸上部。更生して警察になったんだね。
桔梗は仕切っていた。刈谷も捜査してる。刈谷は志摩に絡んできた捜査1課。
アンナチュラル
爆破事件の最初の遺体を解剖した。
ミコト、中堂、東海林、坂本で仲良くやっていた。神倉も出てた。
裏切者の六郎くんは別の病院で研修医している。
木林は遺体を運んで来る。ミコトの母は山崎の捜査で警察がきた。
毛利って警察出てます。今回はMIU404の刈谷と一緒に捜査。
白井がバイク便してたのが良かった。白井はアンナチュラルで実況してた学生。
犯人はこの人
犯人は山崎佑の恋人。
山崎佑の飛び降りを自分のせいにされた。復讐のために爆発事件を起こす。
アメリカ時代のエレナに会っている。エレナはその時何もしてない。
目的はデリファスの動きを止めること。たぶんゼロにすることだった。山崎佑と同じで。
爆弾の数を攪乱するために、不調の爆弾で自爆した。冒頭の爆破は自殺。
すごい執念。震えながら火をつけて爆発するシーンは泣ける。
結末
爆弾はもう一個あった。エレナと孔は気づいて探す。
配達員が気づいて突撃。洗濯機に入れて爆発。なんか助かった。
エレナは会社を辞めて。孔が後任になる。
エレナは最後の爆弾の客に商品を届ける。警察に話がしたいと言われパトカーで待っていると熟睡。
あらまーって感じのダサい終わり方。
感想

ぼくは映画館で観た。満足感はあった。それは色々なキャラを見れて嬉しかったからだ。
配信で観た。意外とふつう。なんだろ。出オチの映画だった。
いい話だと思う。考えさせられるテーマだった。だけど普通。見るべきキャラが多いのも考えものだ。
刈谷と毛利のコラボは良い。地味だけど世界線一緒だなぁって思える。
おすすめキャラ

MIU404の勝俣くん。これはいいですね。予想できなかった。
ピンポンダッシュの事件でもう一人は菅田将暉の手下みたいになった。彼は警察になってた。MIU404の時は学生だったのに。
MIU404の時にすごい反省していて泣いてた。良かったね。MIU404の3話で登場。前田旺志郎が演じた。
アンナチュラルの白井くん。これは嬉しかった。すごいちょい役のバイク便。
アンナチュラル7話で赤いパプリカで実況してた人。この事件はいじめのやつで重かった。
白井くんの友達の死因を当てないと自分が死ぬ。みたいな実況。
7話はアンナチュラルで一番好きな話。だったような気がしなくもない。くらい良い話。
学生だった。死のうとしてた。彼が元気に働いてたね。lemon流して。
ドライバー
デリファスの荷物を配達する羊急便。その委託ドライバーの親子。佐野昭と佐野亘。
意外と出番があって、最後の爆弾を洗濯機に入てた。
冒頭に親父が窓を開けてタバコ吸っていた。荷物に匂いがつかないように。なら吸うな。
これだけは言いたかった。外で吸えば?プロ意識があるなら荷物のある車内で吸うな。くそが。
満島ひかり
演技がすごい。爆弾を買っていて起動させた時の演技は良かった。解除するまでずっと。
舟渡エレナが早く真実を言っていたら良かったのに。早く終わった。
山崎佑の家に行ったのはエレナでは?とか。何かを隠している?とか。
物語を面白くしてくれた。すこしだけ演技がうますぎてやりすぎ感あり。俺の感想。
期待してたこと
絶対にないとはわかっていたけど、Lemon流れたらアツかった。感電も流して。
山崎佑の追うMIU404。居場所を見つけて病院へ。植物状態の彼を見つけて最後の言葉を聞く。
ここで感電いけるか?答えは無理。MIU404ぽい捜査していてさすがだと思った。
最初の爆破事件の遺体里中を解剖するアンナチュラル。遺体の状態から遺体は筧まりかと断定。
ここでLemon。これはぎりいけたのでは?まあブレるか。
解剖から筧まりかの決意と真実を導き出した。ちゃんとアンナチュラルしてた。
正直この映画の曲「がらくた」の印象なし。映画は不利だわ。
テーマ
この映画のテーマは物流。その大変さだと思った。
山崎佑が「ブラックフライデーが怖い」と言ってた。配達員の話あった。
最後にはストライキして賃金上げてた。配達員は大変だよってことか。
ただラストマイル、最後の距離は死ぬ前の最後の思いみたいな意味にもなっていく。
便利になったけど人との距離も大切だねってことか。
まとめ
かなり浅い感想になった。なんかめんどくさくなった。
最後の爆弾があったのは母子家庭の家。お母さんのためにプレゼントを買った。それが爆弾。
ここのストーリーとか。言っちゃなんだがどうでもいい。
デリファスの荷物を運ぶ羊急便。この会社に阿部サダヲが出てくる。エレナと話して解決へ導く。
とかもどうでもいい。ぼくが見てたのは爆弾とMIU404とアンナチュラルのことだけ。
見やすいけど、なんかごちゃごちゃしてた。って感想。
俺の感想だから。
なんかキャストの仲良しな感じがあまり好きじゃない。アンナチュラルとMIU404は同じシーンないし。アンナチュラルもMIU404も好きだけどさ。見てて冷める。キャストの仲がいいから観たいわけじゃない。悪くても良い映画なら好きになる。
酒向芳(刈谷)と大倉孝仁(毛利)が肩組んで笑えばいいのに。
俺の感想だから。まあ嘘だけど。冗談。
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