原題:Cars 2006年公開 116分 ピクサー・アニメーション・スタジオ
車の映画。もちろん車がしゃべります。ピクサーだよ?当然だ。
普通はヘッドライトを目にする。カーズがフロントガラスが目になっている。こっちのほうがいいね。
ピクサー映画の中ではあまり知らなかった。好みじゃないって言うか。車に興味がないねん。
子供って車好きですよねぇ。だから人気あるのかも。続編が2本作られた。
好みで判断してはいけない。風邪ひいた時に観たよ。感想をどうぞ。
情報
監督はジョン・ラセターとジョー・ランフトの共同。ジョー・ランフトは事故で亡くなった。
タイトルはカーズ(Cars)の元のタイトルはRoute 66。ドラマでルート66ってタイトルが使われていて変更した。
やはりピクサー。元のタイトルはかなり好き。変更されたけど。
あまり声優に触れないけど今作は触れる。英語の方ね。
主演のマックィーンはオーソン・ウェルズ。これは合っている。
注目はドック・ハドソンの声。ポール・ニューマン。これはすごい。この作品が遺作になった。
ジョン・ラセターの私的な映画でもある。働きすぎた彼は家族にゆっくりしたほうがいいと言われたのがきっかけ。
あらすじ
天才レーサーのライトニング・マックィーン。
カーレースの決勝に向かう途中、さびれた田舎の町ラジエーター・スプリングに迷い込む。
町の人々との出会いで友情とか人生について考えていく物語。車が。
ピストン・カップ

マックィーンが出場する大会。最終レース。ダイナコ400。
今シーズンで引退のキング。万年二番手のチック・ヒックス。そしてマックィーン。
この3台で争っている。ポイントも同点でこのレースに勝ったら優勝。
このレースの結果が3台同着。優勝決定戦が行われることになる。
決戦の地に向かう時にラジエーター・スプリングに迷い込むわけ。
マックィーン
かなり傲慢な男だ。スタッフに対して敬意がない。
スタッフはクビにしているしレース後には辞めたスタッフもいる。
キングが忠告してくれる。「優秀なスタッフがいないと勝てない」でも聞く耳持たず。
キングが引退したらそのチームをスポンサーにしたいと考えている。
現在のスポンサーは錆取りクリーム会社。やる気なさそうで失礼な男だ。
ラジエーター・スプリング

トレーラーに乗って移動する。早く着きたくてトレーラーに無茶言う。夜通し走れと。
トレーラーは居眠り運転。暴走族に絡まれる。不運が重なりマックィーンはラジエーター・スプリングに迷い込む。
さらにスピード違反を起こして捕まる。
罰として町の道路の舗装することになり、町に滞在する。もちろんマックィーンは町を見下している。
町があるのがルート66。そゆこと。
ネタバレあり

マックィーンは早くレースの会場に行きたい。だから脱走したり雑に作業する。
ガソリンをあまり入れてないから遠くに逃げれない。作業はやり直す。
舗装する数日間、町に滞在して交流していく。色々学んでいく。
メーター
レッカー車。錆て古びている。天然ていうかバカ。でもいい奴。
マックィーンの見張りを担当することがあり、一緒に遊んで仲良くなる。
謎のトラクターを驚かせてひっくり返す遊び。
いきなり「お前を選んでよかった」ってマックィーンに言う。何に?て聞くと「俺の親友に」
なんか好きなシーン。メーターって憎めない。ぐっさんが声優している。
サリー
町の弁護士。マックィーンが惚れる。
元は都会にいた。都会の生活に疲れてラジエーター・スプリングに移住する。自然に魅せられて。
マックィーンをドライブに誘う。ラジエーター・スプリングは昔栄えていたこと。自分の話をして距離が縮まる。
町が好き。町を元気にさせるマックィーンに一目置いていく。
ドック・ハドソン
カーズで最重要キャラ。てか好きなキャラ。ポール・ニューマンが声。
この人なんなんだ?判事をしてた。色々してる。リーダーぽい。
マックィーンのことは初めから嫌っていて町から追い出そうとしている。
ドックは過去にレースをしていてピストンカップを3回優勝している。ただ事故で大怪我をして復帰しようにも新人に席を奪われた。
レースのことは忘れて暮らしている。レースカーを嫌っている。
でもマックィーンにアドバイスしたり、レースタイヤで走ったり影響を受けていく。
マックィーンは正体がレースカーのハドソン・ホーネットだと知り尊敬、指導を頼んだり絡みに行く。
お店を元気に、町を元気に、
マックィーンが道をきれいにすることで住民が元気になっていく。
店をきれいにしてやる気を出していく。
作業を終えたマックィーンは町を出る、かと思いきや町で買い物したりもっと交流していく。
ネオンの電球を新しくして夜の街を明るくする。たぶんサリーのために。町は元気になってお客がいっぱい来た。
それはマスコミでマックィーンはレース会場に連行されてしまう。強引に。
マスコミに居場所を教えたのはドック。裏切者め。
最終レース
マックィーンは集中できない。レースのこと、スピードのことを考えるルーティンをしてもラジエーター・スプリングを思い出す。
レースが始める。調子がでないマックィーン。もうだめかも。
無線からドックの声。町のみんなが応援にきてくれた。ドックはなんか指示出すやつやってくれる。
マックィーンやる気出る。ドックの存在に気づいた会場は上がる。
メーター得意のバック走を真似して走る。町のタイヤ屋がすごい速さでタイヤ交換して度肝を抜く。タイヤ交換のシーンは最高。
ラスト1周

シルバーコレクターのチック。こいつマジでやだ。当たってくるから危ない。てか作中のクラッシュ全部こいつのせいじゃない?
最後も当たってきてコースアウト。でもマックィーンはドックに習ったダートの走り方を応用。大丈夫だった。ダートは舗装されてない道のこと。
マックィーンが単独首位になる。キングが2位。でまた3位のチックが当たってきてキングがクラッシュする。ゴロゴロガッシャン。
マックィーンはゴール直前でストップ。キングの元にもどり後ろから押してゴール。とてもいいシーンです。
マックィーンはラジエーター・スプリングを拠点にすることにする。有名レーサーが拠点にしたおかげか町に活気がもどって終了。
感想

思ったよりいい。楽しめる。
車の擬人化。レース中心の派手な映画化と思ったら案外成長の物語。
車の話で子供が楽しめる。さびれた町で過ごすことで人として成長していく、大人も楽しめる。
ピクサーらしい映画だと思うよ。
人としてっとか言っていいのか。車としてって言った方がいい?人間味より車味?そんなことはどうでもいい!
ハドソン・ホーネット
つまりドック・ハドソン。このキャラが物語の軸だと思う。
サリーもメーターも重要だけど、ドックとの交流が一番あつい。
マックィーンを成長させる、ドック自身も過去の傷を再生される。
マックィーンにダートの走り方を教える。「右にハンドルを切れば左に曲がる」なんか深い。深くないか。
優勝カップをただの置物って言う。
チクってすぐにチームとしてレースに来る。どんな心変わり?なにがあった?
マックィーンの成長
マックィーンは意外と努力家。道の舗装はキレイにちゃんとやり直し、作業が終わると練習している。この性格は好き。
サリーとドライブをする。レースでスピードが命のマックィーンは速さ以外の楽しみを知る。
そしてラジエーター・スプリング。この町は高速道路ができて効率化、スピードによって廃れた。
マックィーンはこの町の魅力に気づき始めている。これは学びがある。
クレしんの運動会

レースのゴール直前でクラッシュしたキングを助けるシーン。これはクレヨンしんちゃんの運動会。転んだマサオくんを助けるしんのすけだ。あの時はチーターも一緒にゴールするのに。チックが叩かれるのもわかる。
キングに「優勝カップはいいのか?」に「ある老人が言っていた、ただの置物だって」はドックへのアンサー。ここが泣けた。
やはり勝ちより価値があるものに気づいた。勝ちが全てではない。スピードより大切なものがある。これをあの場面あの瞬間にできるのがスペシャルだった。
クレヨンしんちゃんの【友情のリレーだゾ】です。
ポール・ニューマン
ドックの声優ポール・ニューマンは俳優をしながらレーサーとしても活躍していた。ドックに適任。
アドバイスに説得力がある。
カーズ2やクロスロードが製作される。ポール・ニューマンは亡くなったのでドックも今作で退場する。
声優を変えて登場させればいいのに。リスペクトがある。
ぼくはカーズを吹き替えで観た。吹き替えでしか観たことない。ポール・ニューマンの声を聞いていない。へへ
最後に
カーズは大人も楽しめる作品。
働きすぎの人。たまには立ち止まるのもいい。ゆっくり走るのもいい。
結果が全てではない。思いやりを持って、周りの人をリスペクトしよう。って学んだ。
レースカーがスピード以外の価値を学ぶのが良かった。
レース場とルート66。対照的な場所だけど、両方車好きは好きという共通点がある。
続編ある
カーズは続編がある。カーズ2。
これが奇妙な映画になっている。なぞにアクション映画になった。
しかも主人公がメーターだった!
マックィーンは世界でレース。メーターは世界でスパイアクション(?)。
日本でレースする!日本の様子が見れる!
個人的にはよくわからん映画であんまり気に入ってないけど感想は書く予定。ピクサー制覇したい。
コメント