ぼくが生きてる、ふたつの世界

2024年公開 105分

吉沢亮が主演した映画。やっぱり吉沢いい俳優だわ。軽く観る予定だったけど感動した。普通に泣けた。

日本映画批評家大賞ってやつを受賞している。評価されてます。

ちゃんと感想を残す。

目次

あらすじ

耳の聞こえない両親のもとで育った五十嵐大。

小さい頃は親の通訳したりしていたが、成長していく過程で疎ましくなる。

20歳になると逃げるように東京へ行く。

情報

監督:呉美保 【そこのみにて光輝く】【きみはいい子】を監督してる。どっちも聞いたことある。いい映画らしいよ。

脚本:港岳彦 【正欲】【ゴールドボーイ】脚本してる。ゴールドボーイ面白かったからその時調べてた。だから聞いたことある人だった。

主演:吉沢亮 【国宝】【ババンババンバンバンパイア】に主演してる。最近だとね。もう大俳優と言ってもいいでしょ。ぼくファンですねん。

コーダ

コーダは『Children of Deaf Adults』を略してCODAコーダ。聞こえない親を持つ聞こえる子供のこと。

そんな映画がありましたね。【コーダあいのうた】たしかアカデミー賞を取った作品。ちょっと意外でしたよね。いい映画だったけどまさかアカデミー賞取るとはね。でもそれは別の話。

主人公の両親は耳が聞こえない。手話で会話している。ふたつの世界は聞こえる世界と聞こえない世界のこと。

話を【コーダあいのうた】に戻すけど、コーダの家族は両親と兄も耳が聞こえない。ろうあって遺伝するのかな?今思ったけど兄も聞こえなったわ!でもそれは置いといて。

実話

原作がある。五十嵐大さんの自伝的エッセイ【ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと】が元になっている。タイトル長い。もしドラ?

宮城県出身で1983年生まれ。映画の設定とも同じですね。ということは爺さん婆さんも実話なのか?かなりパンチのある祖父母だった。

吉沢亮について

吉沢亮は実写化イケメン俳優の印象だった。少女漫画の王子様みたいなイメージ。マジでイメージ。

仮面ライダーやっていたのは知らなかった。でもそのラインの俳優って感じ。

僕の視界に入ってきたのは朝ドラ。【なつぞら】に出ていた。この時に「お!意外といいかも」生意気にも思った。

その後に大河ドラマ【青天を衝け】観ました。吉沢亮良かったね。もはやそれしか覚えてないレベル。

でも1年間毎週観てると好きになる。演技が下手なら、つまらなくて途中退場しなければ好きにならないけど。

でPICU観て、やっぱりいいね!ってなる。国宝観て、やっぱええな!ってなる。

ネタバレなし見所

物語は生まれてから始めりだんだん大人になっていく。

幼少期から学生になり、東京での生活。

幼少期の子役が吉沢亮に似てる。かわいいお顔してる。【見所1】

両親がろう者で演じている俳優もろう者。これはいいですね。ろう者はろう者が演じないと。【見所2】

お母さんが若い頃から最後まで演じている。なんか若い頃は若いし大(主役)が大人になるとちゃんとおばさんになっている。すごいのよ。

ずっと時系列に進んでいて最後の方に少しだけ過去の話にもどるところがある。てかほぼラストなんだけど。ここが泣けるポイント。そのシーン(回想?)を観て泣けていい映画だって思えた。【見所3】

ネタバレ

中学生くらいから吉沢亮が演じている。これすごい!30歳くらいなのに。

幼少期の大は吉沢亮に似てた。キレイなお顔してた。スムーズに吉沢亮になった。

お父さん役の今井彰人。吉沢亮と3歳しか年の差ない。

純粋なころ

耳が聞こえないと夜泣きがわからない。苦労を見れた。

子供の頃はわからない。でも喫茶店に母と言った時に手話で話していると周りでこそこそ言われる。コーダだと大は聞こえてしまう。

学校に行くようになると友達が家に来る。その時に色々言われる。子供は純粋だから思ったこと言ってしまう。「話し方変じゃない?」みたいに。純粋だからって何言ってもいいわけじゃない。

なぞのおばさんに花壇ひっくり返したって濡れ衣。なんだと。

反抗的なころ

中学生になると反抗的になる大。お母さんに当たりが強い。

「何で何回も喋んないといけないんだよ」って言ってね。

周りの家庭と比べてる。これが思春期。でも塾に行かせてもらう。高校受験のために。でも落ちた。

たぶん家を出るために受験したのだろう。そんな雰囲気。でも落ちてる。

学費のことを考えていた。いい子だね。私立だと高いから。落ちたけど。

大の仕事

俳優を目指すが目が出ず。だってセリフ覚えてない。

地元でパチンコ打っている。上京してパチンコ店で働いている。

就職のために面接を受けるが落ちる。ユースケ・サンタマリアの面接で素を出したことで採用。

少し怪しい編集部。オカルトとかゴシップの記事?

仕事を任されるようになる。がユースケが飛ぶ。編集部はダメになったがライターとして働くようになる。

サークル

上京した大はパチンコ店でろう者のおばさんと出会う。そこからろう者のサークルに入る。

話せる人も話せないひともいて大は友達ができる。ろう者の飲み会に行く。

パチンコ店で出会ったおばさんとは仲良く、サークルで出会った年の近い女の子とも仲良くなる。

東京で仲間ができていた。

最後

お父さんがくも膜下出血で倒れる。大はお父さんが大変だから宮城に帰ってこようかとお母さんに言う。

大丈夫ってお母さん。大は東京へ帰っていく。

電車の中で「僕の生きてる、ふたつの世界」ってパソコンで打つ。

感想

大の人生が知れる映画。なんか普通だよな。確かにコーダってことは特殊だけど。

それ以外は受験して上京してし仕事してって感じ。でも飽きないし見れたのが不思議。

てかわかりましたか?泣けるところ。

お父さんがくも膜下出血になって宮城に帰り、また東京に戻る駅のホームでお母さんとの思い出を回想するところ。

あの回想泣けた。

デート

回想は時系列で言うと地元から俳優を目指して東京に行っていた時代。

お父さんと地元のパチンコ店で会って話をする。その後。東京のパチンコ店で働く前のこと。

大が東京で暮らすって報告する。お母さんが背広を買おうって。買いに行く。

パスタ食べて電車でも手話して話して。駅に着くとお母さんがありがとうって。

人がたくさんいる中でも手話で話してくれてありがとうって。

大は思い出す。お母さんと手話で話している映像を。静かに泣く。ここが泣けるシーン。

吉沢亮について【その2】

手話ができている。当然。手話に感情が乗っている。感情が高ぶっていると声もでるわけ。

吉沢亮は泣くのもうまい。ぽろぽろ泣いたり、我慢しながら泣いたり。駅で泣くシーンは素晴らしい。

大って面接が下手だ。たどたどしく言われたことに答えるだけ。オーディションも下手。下手の演技もうまいぜ。

吉沢亮。国宝も大ヒット。どうなっちゃうの。10月からの朝ドラに出るんだって。見よう。


ふたつの世界

大は東京でろう者と仲良くなる。コーダだから聞こえる世界と聴こえない世界。

手話を嫌がったり聴こえないお母さんに強く当たっていたけど、その世界も知っているおかげで孤独じゃなかったってこと。

宮城のころと違い色々なろう者と接することで理解を深めていた。

良かれと思って注文をしすぎるとろう者のためにならないとか。

時が経ちライターになった大が取材していたのが義足だったのも興味深い。

まとめ

やっぱりいい映画だよ。うん。

【コーダあいのうた】よりいい物語だと思うんだが。コーダは歌を歌うってわかりやすい要素があった。

この映画は普通の人。なのにクライマックスがあって泣かせる。

東京に行くといきなりスーツ着てる。お母さんからの電話に大声で答えている(聞こえてないけど)。東京に行ってから宮城のシーンがなくなった。回想のシーンが際立った。

書いていて思った。吉沢亮の感想みたいになった。

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この記事を書いた人

映画が好きだから。僕の感動を伝えたい。
基本ネタバレ。基本感想。たまに考察。

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